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決勝戦 戦闘地形 キャラクター名 投票結果 決勝戦:【橋(暴風雨)】STAGE アブ・ラーデル18世 【橋(暴風雨)】結果 天桐鞘一 準決勝戦 戦闘地形 キャラクター名 投票結果 準決勝戦:【立体駐車場】STAGE 黒羽 イト 【立体駐車場】結果 アブ・ラーデル18世 準決勝戦:【廃坑】STAGE 安藤 歩 【廃坑】結果 天桐鞘一 準決勝戦ベストSS投票結果 第2回戦 戦闘地形 キャラクター名 投票結果 第2回戦:【夏祭り】STAGE 七白ぼたん 【夏祭り】結果 天桐鞘一 第2回戦:【庭園】STAGE アブ・ラーデル18世 【庭園】結果 出海九相 第2回戦:【飛行船】STAGE 安藤 歩 【飛行船】結果 宝条綾果 第2回戦:【ダンジョン】STAGE 黒羽 イト 【ダンジョン】結果 キャプテン・ハンセン 第2回戦ベストSS投票結果 第1回戦 試合SS キャラクター名 投票結果 第1回戦:【渓流】STAGE アブ・ラーデル18世 【渓流】結果 河渡 六文 第1回戦:【倉庫】STAGE 安藤 歩 【倉庫】結果 琴平 くがね 第1回戦:【砂丘】STAGE 黒羽 イト 【砂丘】結果 幻坂風美 第1回戦:【氷海】STAGE 宝条綾果 【氷海】結果 十三川 JOKER 遊子 第1回戦:【溶岩地帯】STAGE 市毛ひとみ 【溶岩地帯】結果 出海九相 第1回戦:【貨物船】STAGE キャプテン・ハンセン 【貨物船】結果 ドラゴン博士 第1回戦:【クラブ】STAGE 天桐鞘一 【クラブ】結果 半沢時空 第1回戦:【宇宙船】STAGE 雨夜 鞘子 【宇宙船】結果 七白ぼたん 第1回戦ベストSS投票結果
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さて、今現在俺はとある病院のベッドに寝ている。 左腕と左足はガッチリとギプスで固められており、当たり前だが全く動かせない。ある意味左半身不随である。 と、ここまで表現すればもう俺が左腕と左足の骨を折ってしまったということは理解していただけるだろう。 とりあえずここまでの経緯を簡単に説明することにする。 事の始まりはハルヒが階段で足を滑らせたことだった。 ハルヒより数段下にいた俺はハルヒの悲鳴に驚いて後ろを見た瞬間に足をすくわれ、 そしてハルヒもろとも下の階まで転がり落ち、気付けば腕と足がポッキリと逝っていたというわけさ。 そりゃまあ、怒りの感情も少しは湧き出てきたが、あのハルヒに泣いて謝られたら誰だって許さざるを得ないだろう。 ただ、ハルヒも右足を折ってしまい、同じ病院に入院している。いや、同じ病院と言うと範囲が広すぎるだろうか。 「ねぇキョン、暇なんだけど、なんかおもしろいことない?」 何故か同じ”病室”の隣りのベッドにいるわけだからな。 ~キョンとハルヒの入院生活~ 不定期保守連載始まるよー\(^o^)/ *** 「ところでさ、あたしたちが一緒の病室にいるのっておかしくない?」 そう言われてみるとそうだよな。 「男女を同じ病室に入れておくなんて普通じゃ考えられないわ。この病院PTAに目つけられるわよ」 PTAはどうか知らんが普通じゃないってのには同意見だ。とりあえずナースコールでもして抗議するか。 「えっ・・・・・・ちょっちょっと待って!」 どうした?お前だって俺なんかと一緒の部屋に入ってるのは嫌だろ。 「えっと、あのー、うーんとわざわざナースコールしてまで部屋分けなくてもなーって」 じゃあ次に誰か来たら言うか。 「いやいいの!別にこのままでいいから!キョンも言うのめんどくさいでしょ」 別にめんどくさくは・・・・・・ 「だーかーら!このままでいいって言ってんの!」 結局ハルヒのよくわからない意見に強引に賛同させられることとなった。やれやれ。 キョンとハルヒの入院生活保守 *** 「きつね」「ねこ」「古泉」「人の名前もいいの?みくる」「ルーマニア」 さてハルヒが暇だ暇だとうるさいので定番のしりとりをやっているわけである。 「アジア」「アイス」「ス?・・・・・・ス・・・す・・・」 スは悩む所じゃないだろ。スイカでも酢昆布でもなんでもあるだろうに。 「す・・・・・・す・・・・・・すき・・・・・・」 あ、悪い、聞こえなかった。 「・・・・・・スキー!スキーって言ったの!」 急に大声を出されて驚いた。ハルヒ、聞き取れなかったのは悪かったが、何もそんなに怒らなくても。 「いいから早く次!」 あー、この場合キなのかイなのかどっちなんだ? 「あーもう!バカキョン!飽きた!寝る!」 いや、まだ夕方の5時なんですけど・・・・・・ キョンとハルヒの入院生活保守 *** 本当に5時から寝てしまったハルヒは案の定夜中に眠れないとか言い始めた。 そして結局またしりとりをやっているのである。もう就寝時間は過ぎてるし寝たいんだが・・・・・・ 「タンス」「スイカ」「傘」「酒」 「け」か・・・・・・うーんなんだろうな。眠いから頭がちゃんと働いていないな。 「・・・・・・そうだなハルヒ、『結婚しよう』でどうだ。」 「え?ちょっちょっとキョン、いきなりなに言うのよ!」 「本気だぞ?」 「・・・・・・」 「ほらしりとりの続きだ。『う』からな。」 「・・・・・・『うん』・・・・・・」 「『ん』が付いたぞ。俺の勝ちだ。言ったもん勝ちってとこだな」 「・・・・・・負けたわよ。キョンの優しさにね」 ・・・・・・毛糸。ほら『と』だハルヒ。・・・・・・ハルヒ? 見ると、さっきまで眠れん暇だと騒いでいた団長様がすやすやと寝息を立てているではないか。 しかもどんな夢を見ているのか知らんが、ニヤニヤと笑いつつ涙を流して寝るという曲芸を披露している。 まったく、わがままなお姫様だこと。 おやすみ、ハルヒ。 キョンとハルヒの入院生活保守 *** さっきからハルヒのベッドから聞こえてくるカチャカチャという音は、さっき古泉が持ってきた ルービックキューブの音である。確かに暇つぶしには丁度いいだろう。他人に迷惑をかけないしな。 たまには褒めてやろうじゃないか。グッジョブ古泉。 ・・・・・・まさか1時間やって1面もできないとは思わなかったが。 こりゃ相当イライラしてるな。古泉も計算外だっただろう。・・・・・・閉鎖空間が発生してないといいが。 しょうがない。実はルービックキューブを40秒で6面完成させられる俺が助け舟を出してやろう。 どうやら1面のうち8つは揃っているようだ。こうなりゃ後は簡単だな。 ハルヒ、まずはその右の面を奥に回すんだ。 「・・・・・・」 お、回した。今日はやけに素直だな。じゃあ次は前後の真ん中の奴を右に回す。 で、さっきどかした奴をそこに入れて、あとは戻せば 「できたー!!!!! キョン、ありがと!」 今一瞬ドキッとしたのはハルヒの反応が思ったのと違ったからだぞ。 間違ってもその100Wの笑顔にときめいたわけじゃないからな。 「・・・・・・ねえ、キョンってもしかしてこれ得意?」 ああ、実は得意なんだなこれが。 「・・・・・・だったらもっと早く教えてくれたっていいじゃない・・・・・・」 すまんな。また詰まったら言ってくれよ。 「今日はこれはもういいわ。なんかおもしろいことない?」 やれやれ、結局俺が話し相手になるのか。 キョンとハルヒの入院生活保守 *** 次の日、どうにか片手でルービックキューブができないだろうかと思っていると谷口がやってきた。 来なくていいのに。 「お前せっかく人が心配して来てやったというのにそれはないだろ」 冗談だ冗談。 しばらく3人で適当に世間話をした後、谷口は俺に耳打ちしてきた。 「ところでお前アッチのほうはどうなってる?」 アッチ? 「そろそろ溜まってきた頃じゃねえか?」 溜まる?ああストレスか。 別に溜まってはいない。ハルヒが相手してくれるしな。 「・・・・・・お前、今何と言った?」 いやだからハルヒが相手してくれてるから問題ない、と。 「お前らいつの間にそこまで・・・・・・しかも病院で・・・・・・ナントカ病棟みたいな名前のゲームのやりすぎじゃねえのか?」 何のことだ。 「ちょっと涼宮にも話聞くわ・・・・・・」 と、谷口は向こうのベッドに近づいた。なにやらボソボソと話しているのが聞こえる。 「はあ!?アンタバカじゃないの!?」 「あっちょっと痛い痛いちょっやめルービックキューブは痛いってやめろって角は危ないって」 ガンガンという音が生々しい。 「ちょっとバカキョン!谷口に何喋ったのよ!」 そもそも俺はたいしたことは話していない。谷口はどんな勘違いをしたんだ? ハルヒは顔真っ赤だしさ。 谷口がこぶだらけになって帰ったあと、俺はトマトのように真っ赤になって怒っているハルヒを眺めつつ、 無残にもバラバラになってしまったルービックキューブをどうやって修復しようかと考えていた。 キョンとハルヒの入院生活保守 *** 「どうもこんにちは。元気にしてるかな」 今日はなんかどっかで見たような気がする男がノートパソコンを抱えて来た。 「アンタ誰だっけ?どっかで見たことあるんだけど」 「コンピ研の新部長になった者でして」 ああ、どうりで見たことあるわけだ。なんだかんだで関わりはあったからな。 「で、コンピ研があたしたちに何の用?」 「そ、そんな怒らないでくれよ。暇してるって言うからこれを持ってきてあげたんだ」 そう言うと、新部長殿は持っていたノートパソコンを一台ずつベッドの横の棚に置いた。 「長門さん直々に頼まれちゃこっちも断れなくて。あとこの病院無線LAN付いてるらしいね、珍しい」 「有希が?ふーん・・・・・・まあ、アンタもSOS団コンピ研支部のメンバーなんだからね。 これからも団長に気を遣うようにね」 こらハルヒ、また先輩に向かってそんな態度で・・・・・・いやなんかもう本当すいません。 「いや、いいんだよ。もう慣れたからね。でも本当に素直じゃないね、君の彼女」 場の空気が凍った。 「なななななんであたしがキョンなんかの彼女なのよ!!!」 「えってっきりそうだとばかり」 「この!オタク!オタク!」 「いやオタクは否定しないけど、痛っ痛いなんだこれ!?」 それはバラバラになったルービックキューブです。片付けるのは俺です。 「こここここはひとまずたいさーん」 最後まですいません。今度謝らせます。 ハルヒもそんな顔真っ赤にして怒らなくてもいいじゃないか。 「・・・・・・バカキョン」 何がだ。 キョンとハルヒの入院生活保守 *** 今日は俺とハルヒが入院してから最初の土曜日である。自分がこんな状況にあるにも関わらず当たり前のように SOS団を招集するハルヒはどういう思考をしているのであろうか。たまにはメンバーを休ませるなり 自分も休んだりすればいいものを。 まあいいか。古泉と話したいこともあったしな。 「んーなにこれ?ウォーリーを探さないで?」 「あのキャラを探すゲームですか?やってみましょうよ」 とりあえず女子3人組をパソコンで遊ばせてる間に古泉とこっそり話すことにした。 「この状況では電話でも込み入ったことは話せませんしね。メールも危険ですし」 そうだな。さて本題だが、気になることが一つある。 「なんでしょう」 ハルヒの骨折は例の能力で治ったりしないのか? 「ああ、そのことですか。きっと彼女が望めばすぐにでも治ると思いますよ」 じゃあ何で治ってないんだ、おかしいだろう。 「理由は至極簡単なものですよ。つまり彼女はそれを望んでいないのです」 ・・・・・・もうハルヒの思考について考えるのをやめていいか?まったくついて行けん。 「いい加減にあなたにもわかっていただきたいものですね。ちなみに僕や機関のほとんどのメンバーの予想は あなたが退院すると同時に彼女も退院するというものですが、どうでしょう?」 いやどうでしょうと言われても。どこにその根拠があるのかわからん。 「まったく、あなたらs「っひゃああああああああああ!!!!!!」 突然のハルヒの悲鳴に驚きつつ女子3人組の方を見てみると、相当動揺している様子のハルヒと、 普段と変わらずポーカーフェイスの長門と、・・・・・・そんなハルヒを見て微笑んでいる朝比奈さんがいた。 「・・・・・・な、なによこれ・・・・・・」 「涼宮さんって思ったより怖がりなんですね。ふふふ」 ・・・・・・何があったんだろうか。 キョンとハルヒの入院生活保守with若干黒いみくる 「・・・・・・わたしだけセリフがなかったのでここで言う。『ウォーリーを探さないで』を見るのは危険。気をつけて」 *** 「ほら、これもおもしろそうですよー。見ましょうよー」 「いや、あのねみくるちゃん、そういうのはもういいから、ね?ギャーとか、ね?」 「じゃあ・・・・・・あ、この『信じようと、信じまいと―』っていうの面白そうですね」 「ねえ、なんかそれ怪しくない?ねえってば」 珍しくハルヒが朝比奈さんに主導権を握られている。なんだろう、日頃の復讐だろうか。 「これはちょっと・・・・・・反応に困りますね」 閉鎖空間が出なきゃいいがな。 朝比奈ミクルの復讐~Episode00はかなりの時間続き、その結果ここには相当やつれたハルヒがいる。 結局閉鎖空間が出てしまったらしい。・・・・・・今回は俺は関係ないよな? ちなみに正気に戻った朝比奈さんは謝ってそそくさと帰っていった。まあハルヒにもたまにはいい薬だろ。 その日の夜中のことである。 「ねえキョン、怖い話してあげよっか」 んー?もう俺は眠いんだが。まあ話したければ勝手に話せ。 その後ハルヒは朝比奈さんに無理矢理読ませられたと思われる数々の話を俺に聞かせた。 「どう、怖いでしょ?」 話し手が声震わせてどうする。あと俺はそういうのには耐性あるからまず効かないな。じゃ、俺は寝るぞ。 「えっ・・・・・・」 それともなんだ。まさか怖くて寝れないとかそんなんじゃないだろ? 「・・・・・・っ!そっそんなわけないでしょバカキョン!あたしも寝るから!別に構わなくてもいいからね!」 図星だったようだ。 キョンとハルヒの入院生活保守with若干黒いみくる 「・・・・・・『信じようと、信じまいと―』は怖い話が苦手な人には推奨しない。気をつけて」 *** 「すーすー」 そんなわかりやすい狸寝入りしなくても。ハルヒ、怖いなら別に無理しなくてもいいんだぞ? 返事が無い。ハルヒー、ハルヒさーん、ハールヒさーん、ハルハルー。 「・・・・・・」 ・・・・・・逃げろ!ベッドの下に刃物を持った男が! 「ふぇっ!?きゃっ!!」 飛び起きた反動でハルヒはベッドから落ちてしまった。やはりあの話も読んでたか。てかやりすぎたか。 「・・・・・・誰もいないじゃないのバカキョン・・・・・・いや嘘だってのはわかってた、わかってたのよ」 ハルヒは起き上がると俺をキッと睨んだ。いや暗いから見えないんだけどこうなんというか眼光を感じるんだ。 こりゃ相当怒ってるだろう。ハルヒを怒らせると後が怖いからな・・・・・・謝っておこうか。 ハルヒ、なんというかその、スマン。 「いい」 そんな無愛想な返事しないで・・・・・・えーとハルヒさん?あなたのベッドはこっちじゃなくてあっちですよ? 「べ、別にいいじゃない、あんたは黙って寝てりゃいいのよ」 そう言うとハルヒは俺のベッドに潜りこんできた。そのため俺は反射的にハルヒの分のスペースを空けるように 左に寄ってしまった。なんとまあ流されやすいことだろう。 狭いベッドに完全に二人が乗っかった状態になると、ハルヒは向こうの方を向いてしまった。本当にハルヒの行動は よくわからんが、今俺の右手をハルヒが左手でしっかりと握っているため、もう逃げられないということだけはわかる。 俺のベッドに入ってからすぐに、ハルヒは狸寝入りではない寝息を立て始めた。 逆にこの状況だと俺が寝るに寝られないわけだが・・・・・・やれやれ。 キョンとハルヒの入院生活保守 *** 結局一睡もできなかった。 急に寝返り打って顔が近いとか寝息が顔にかかるとか抱きついてくるとか寝息がかかるとか顔が近いとかかかるとか とにかくそんな状況に置かれて冷静に寝られるほど俺は人間(男?)ができていなかったということだ。 さて朝6時。そろそろハルヒを戻さないと看護士さんが来ていろいろアレなことになるから起こそう、うん。 ハールーヒー起きろー。 「・・・・・・うん・・・・・・うーん・・・あ、おはよ」 やあおはよう。すがすがしい朝だね。俺は睡眠不足で倒れそうだよ。 「ねえねえ、んー」 何だそれは。 「おはようのキス」 夢の相手が誰かは知らんが目を覚ませ。 俺はいつかの消失騒動の時のようにハルヒの頬をつねってやった。 「むぐ・・・・・・う・・・・・・え!? きゃっ!」 ようやく起きたか。ハルヒは一度ベッドから落ちそうになったがなんとか立て直した。 「えーっと・・・・・・えー・・・あー・・・・・・なんで・・・・・・キョンの・・・・・・?」 混乱してるようだ。いや昨日お前から入ってきたんだろうが。 「嘘!?・・・・・・あー・・・・・・あー!」 思い出したか。あとそれからな、夢の中でもおはようのキスはないだろ。 「え!?え!?あたしなんか言ってた!?」 そりゃあもうな、どんな夢かは知らんが現実では俺にねだってたぞ。 「うああああああああバカバカあたしのバカ」 ハルヒは顔を真っ赤にして騒ぎながら自分のベッドに飛び込んでいった。片足折ってるのになんという機動力だろう。 とりあえず何とかハルヒを引き離すことには成功したから俺は一眠りしよう。おやすみ。 キョンとハルヒの入院生活保守 *** そして昼の12時頃俺は起きた。 「あ、キョン起きた?ところで何でそんなに寝てるの?」 いやお前が昨日俺のベッドに入ってきたからだよ。 「・・・・・・ふふーん、あたしがそばにいるからドキドキしちゃって眠れなかったんだ?」 認めたくはないがそういうことになるんじゃなかろうか。 「結構ウブなのね」 うるせーやい。てかお前も話してて顔赤くなってるじゃねえか。 「べ、別に赤くなってなんかないわよ!」 おはようのキス。 「うああああああああ」 キョンとハルヒの入院生活保守 *** 「ところでキョンってこの前のテストどんなだったっけ?」 急に俺の古傷を掘り返すようなこと言うな。特に話すことはない。 「戦わなきゃ現実と」 ・・・・・・わかったよ。8教科で*72点だ。(本人の名誉のため一部を伏せています) 「・・・・・・あんたどこの大学入るつもりなのよ・・・・・・しかもこの大切な時期なのに学校休んでるし」 休んでるのはお前が原因だろうが。 「・・・・・・ごめん・・・」 しまった、と思った時にはもう遅く、この病室内にはなんとも居心地の悪い空気が充満していた。 なんとかこの状況を打破する画期的な一言を考えようとするも、慣れてないからか全く思いつかない。 こんなとき古泉がいれば何とかしてくれるんだよな。初めてあいつを頼りたいと思ったよ。 しかし先に口を開いたのはハルヒだった。 「・・・・・・じゃあさ、きっとあたしの方が早く退院するから、そのあと毎日来てキョンに勉強教えてあげる」 え? いやいいよ、大変だろ? 「成績上げないととどこの大学にも入れないで落ちぶれちゃうわ。だからあたしが伸ばしてあげる。決まりね!」 聞いてないようだ。しかし空気は戻ったのでまあいいか。古泉がハルヒと俺の退院は同時とか言ってたしな。 次の日にはハルヒの右足は完治し、その日のうちにハルヒは退院した。なんてこったい。 キョンとハルヒの入院生活保守(ハルヒの入院は終わり) *** 今日はハルヒが学校に行ったのだろう。古泉からすぐに電話が掛かってきた。 『何かあったんですか? 機関はまるで大騒ぎですよ』 いや、一応心当たりはあるんだが・・・・・・ 『教えてください。授業が始まるまでに』 えーと、一昨日ハルヒが俺が成績悪いから退院したら勉強教えてあげるとか言ってたんだ。 『なるほど。ありがとうございます。全て納得しました』 え?納得できたのか? 『やはりあなたはわかっていないようですね。すいません時間がないので。ではまた』 切れた。・・・・・・なんだってんだもう。 キョンの入院生活保守 *** その日の夕方ハルヒは律儀にもやってきた。来なくていいのに・・・・・・とは言わないが。 「毎日来るって言ったでしょ」 そこまで俺の成績悪いことが気に入らないか? 「気に入らないっていうか・・・・・・あんたの将来を考えてあげてるのよ」 将来って、例えば? 「だから・・・・・・成績悪いとろくな大学入れないでしょ? そしたらまともな会社に就職できないじゃない? そしたら稼ぎが少なくなってあたしが――あたしじゃない、あんたの将来の嫁さんが大変じゃない」 嫁?まさか俺に嫁ぎたいなんて思ってる奴いないだろうよ。 「・・・・・・きっといるわよ、あんたを好きになる人」 そうかい、じゃあ現れるまで気長に待つとしますか。 「・・・・・・バカキョン」 はいはいバカですよー平均点*4点ですよー。 「そういうのじゃなくてね・・・・・・」 バカキョンの入院生活とハルヒのお見舞い保守 *** 「どうせあんたは忘れてるだろうから1年の内容から復習ね」 へいへい。・・・・・・えーと、シン60度「サイン」サイン60度が・・・・・・えー・・・・・・ 「・・・・・・わかんないの?」 はい。 「お母様、ハルヒは課せられた使命を遂げることができません、お許しくださいませ」 なんかほんとごめん。 その後のハルヒのスパルタ指導により俺はなんとか三角比を思い出した。 「むしろこれで*4点も取れてたことが凄いわよ」 取れてないぞ。現代文で稼いでたから数学はIIとB合わせて2*点だったな。 「・・・・・・あたしが養うしかないのかなぁ・・・・・・」 バカキョン(学力的な意味で)の入院生活とハルヒの熱血指導保守 *** さらに2時間にも及ぶマンツーマン(男女間でもこれでいいのか?)レッスンにより、何とか中学卒業レベルの 数学を思い出すことができた。これだけ頭使ったのは受験シーズン以来だぜ。 ・・・・・・ってハルヒ、何やってるんだ。 「ギプスに落書きしてんの。定番でしょ」 見ると、よくわからん絵やらSOS団エンブレムやら「私はバカです」やら「平均点*4点」やら書いてある。やめろ。 「足の裏にも書いてあげる。見えないでしょ?」 見えないな。てかやめろ。 「よしっと。じゃ、あたし帰るからね。明日も来るから覚悟しときなさい!」 完全に聞く耳持たずモードに突入した団長様は嵐が過ぎ去るかのように去っていった。やれやれ。 なぜかその後谷口が来た。来なくていいのに。 「その性格何とかしろよお前」 悪い。昔からなんだ。 「とにかく俺はお前らがあれだけ一緒にいたのに少しも進展してなかったのが気になって・・・・・・」 谷口はさっきハルヒが何かを描いたであろう足の裏を見て固まった。 「・・・・・・なんだよしっかり進んでるじゃねえか。あー心配して損したぜ。お前ももう少し鈍感じゃなければな」 何の話だ。お前よりは鈍感じゃないだろう。 「いや、確実にお前の方が鈍感だ。神に誓ってな。俺は気付いてるがお前は気付いてないのが立派な証拠だ」 そう言うとその絵を携帯で撮って帰っていった。あ、病院なのに携帯オフにしてないじゃんあいつ。 ・・・・・・気付く気付かないって、一体何の話だ? そのあと看護士さんにもやたらニコニコされるし、ハルヒは一体何を描いたんだろう。 キョンの入院生活とハルヒの見舞いwith谷口保守 *** 「おはよう、キョンの様子どうだった?」 「どうだったも何も、これ見てくれよ。きっと涼宮が描いたんだ」 「・・・・・・確実に進展してるんじゃない?これ」 「そう思うだろ?でもキョンの野郎が鈍すぎて結局何も進んでないんだよな」 「涼宮さんもかわいそうだね」 「なーに、そのうち涼宮が折れるさ」 「そしたらくっつくね」 「ああああああああうぜええええええええええええ」 「落ち着きなよ谷口にもいつか春は来るよ正直同意見だけど」 キョンの入院生活とハルヒの見舞い保守~谷口と国木田編~ *** 「ハルヒちゃん、今日もキョンくんのお見舞い?」 「あ、はい、あのバカキョンに勉強教えてやらないといけなくて」 「女の勘だけど、きっとあの子にはハッキリ言ってあげないとわかってくれないと思うのよ。 遠まわしに言っても伝わらないというか」 「え?」 「こんなにかわいいんだからもっと自信を持って言っちゃいなさい。はい、ファイト!」 「あっ、えっ?は、はい」 ハルヒは病室に入ってくるなり、足の裏の絵?を黒く塗りつぶし始めた。 「そうよねー、看護婦さんは普通に見れるわよねー、不覚だったわ」 何かぶつぶつ言っている。確かに見てたぞ。そのあと俺の顔を見てニコニコしてたが。あと今は看護士な。 なぜか学校でハルヒにボコボコにされる谷口、という情景が浮かんできたので谷口のことは言わないでおこう。 それくらい人を労わる気持ちは俺にもあるのさ。前回も俺の勘違い?のせいでボコボコだったしな。 「自信を持って・・・・・・自信・・・・・・」 まだ何か言っている。気色悪いぞ。 「キョン」 と思っていた矢先、ハルヒは意を決したように俺の方を向いた。 何だ。 「んー・・・・・・うー・・・・・・」 だんだん顔が赤くなってきた。熱でもあるのだろうか。 「ああダメ!言えない!言えないって!」 何が言えないのかは知らんがそこはもうお前のベッドじゃないんだから暴れるのはよしなさい。 キョンの入院生活とハルヒの見舞い保守 *** 「じゃあ今日は古典ね。予習してた?」 全然。 「ペナルティで一発ビンタね」 聞いてないぞ。 ハルヒが腕を振り上げたので俺は思わず目を閉じた。 叩かれると思ったがいつまで経っても打撃がこない。目を開けてみると顔の横数cmのところで手が止まっている。 「・・・・・・手が動かない」 はい? 「叩けない」 ・・・・・・お前らしくないぞ?コンピ研の部長にドロップキック食らわしたお前はどこ行った? 「っ・・・・・・もういいわ!古典古典!」 何だったんだ。 キョンの入院生活とハルヒの見舞い保守 *** 「そうね、この小テストで高得点出したらご褒美あげるとかしたらあんたもやる気出るかしらね」 出るかもな。 「えーと・・・・・・じゃあ8割以上であたしがほっぺにキ、キスしてあげるとか!」 じゃあそれで頼む。 「えっ!?ちょっと・・・・・・いいの?じゃなくて、突っ込みなさいよ!」 あいにく今は突っ込む気力が無い。というか自分の冗談で自分で照れるな。 「いやだってまさか肯定されるなんて・・・・・・」 それにどうせ8割なんて取れるわけないんだから変わらん。 「・・・・・・じゃあ3割以下で罰ゲームでキス・・・・・・」 うん、まあそれならほぼ確実だろうが・・・・・・なんかお前にメリットあるか? 「・・・いやだから突っ込みなさいよ・・・・・・」 だから照れるなら言うなって。 キョンの入院生活とハルヒの見舞い保守 *** 「涼宮!キョンが大変だ!」 「えっ!?本当!?」 「今電話が掛かってきて・・・・・・容態が急変してちゅうちゅ、集中治療室に運び込まれたって」 「・・・・・・あたし行ってくる!」 「え?あ、ちょっと」 「どうしよう国木田、涼宮の奴冗談本気にして授業ほっぽらかして行っちゃったぜ」 「流石に言って良い冗談と悪い冗談があると思うよ。噛んでたし」 「キョンにメールしとかないとな・・・・・・」 キョンの入院生活とハルヒの見舞いと谷口氏ね保守 *** ん?谷口からメールだ。 『今から行く奴に「全部冗談だった」と伝えてくれ(^o^)/~~ 後は頼んだm(_ _)m 俺の命はお前に懸かっている(^ー゚)b』 顔文字がうざい。 「キョン!!!・・・・・・え?え?」 うわビックリした。ってハルヒ、授業はどうしたんだ。 「え・・・・・・だって容態が・・・集中治療室・・・・・・って谷口が・・・」 ああ、そういうことか。とりあえずこのメールを見てくれ。顔文字うざいが。 「・・・・・・冗談・・・・・・はあぁ」 するとハルヒは俺のベッドに力が抜けたようにもたれてしまった。 「わざわざこの寒い中この格好のまま走ってきたのに・・・・・・授業もサボっちゃったし」 そりゃご苦労さんだったな。でも俺を心配してくれてたってことだろ?ありがとうな。 「・・・・・・でも逆に嘘で良かったわ。本当にキョンが死にかけてたら大変だし」 そうそう、お前はそういう前向きな考えが似合ってるぞ。ところで授業はいいのか? 「・・・もう学校に帰るわ。あたしが大学行けなくなったら本末転倒だしね。谷口もボコボコにしてやらないと」 あ、ごめん谷口。お前の命守れそうにないや。自業自得だけど。 「・・・・・・キョンは急にいなくなったりしないわよね」 帰り際にこんなことをを訊いてきた。 まあ、そう簡単にぽっくり逝ったりはしないだろうよ。俺みたいな幸の薄い人間は長生きするものさ。 「・・・・・・そうよね、ありがと。また学校が終わったら来るわ」 キョンの入院生活とハルヒの見舞い保守 *** 「こぉんのバカ!!!」 「うおわっ!!」 「あんたのせいで授業サボっちゃったじゃないの!!」 「いやだっていくらキョンが重体でも授業を抜けるのはないだろうよ」 榊「いや、あの状況は行くだろ」 阪中「行くのね」 由良「行きますよね」 山根「行くだろ・・・・・・常識的に考えて」 ~中略~ 岡部「あれは行かない方がおかしい」 「29対1で谷口の負けだね」 「というわけで責任持ってボコボコになりなさい」 「アッー!」 自業自得谷口保守 *** さて、と。今日は物理だったか?少しは予習しておかないと。 ・・・・・・点数が悪かったときのハルヒのこれ以上ないくらいの悲しそうな顔を見たくないしな。 なぜ俺のためにそんな悲しむのかはわからんが。 「キョン!ちゃんと予習して・・・・・・してる・・・・・・?」 なんだそのUFOを見るような目は。俺が勉強してるのがそんなに珍しいか。 「も、もちろんいいことよ。やる気出してくれたみたいでうれしいわ!じゃ、小テストね」 「予習しても結局これなのね」 お許しください団長様。 「こんなんでT大行けると思ってるの?」 いや行けませ・・・・・・T大?T大と言ったか?俺にそんな大学行けるわけが・・・・・・ 「あたしが行くんだからあんたも行くのよ!そうじゃなきゃSOS団がバラバラになっちゃうじゃない!」 お前T大行く気だったのか。いやそれでも俺は無理だし朝比奈さんは・・・・・・ 「あら、みくるちゃんもT大行くのよ。鶴屋さんと一緒に」 マジですか。 「マジよ」 そういや最近来ないことが多かったような・・・・・・長門はまあいいとしてやはり古泉も? 「そうよ」 あれ?もしかしてSOS団って勤勉クラブ? キョンの入院生活とハルヒの見舞い保守 *** そういや明日には腕のギプス取れるってさ。 「ほんと!?良かったじゃない!」 この調子で行けばもうじき退院できるだろ。 「・・・・・・ごめんねキョン、あたしのせいで・・・・・・」 だからそれはもう十分謝ってもらったからいいって。それよりも俺は元気なハルヒが見たい。 「え?」 おっと、要らないことまで口走ってしまった。気にするな、お前はいつでも十分輝いてるからそれでいい。 「え?え?」 あれ?何で俺こんなことを? 今日のテンションはなんかおかしいな。何だろう、T大のショックか? 「わかったわ!これからもずっと責任持って輝いてあげるから感謝しなさい!」 まあ、ハルヒの機嫌がいいみたいだし何でもいいか。 キョンの入院生活もそろそろ終わり保守(ぶっちゃけ骨折がどのくらいで治るのかわからない) *** 「・・・・・・」 久々にハルヒはルービックキューブを回している。とは言っても完成させるためではなく、ひたすら崩すためだ。 俺の両手が自由になったから実力を見せろ、ということらしい。 いくらやっても大して違いは無いのに、ハルヒはこれでもかと言うくらい崩している。まあ、満足するまでやればいいさ。 「・・・・・・もういいかしらね」 はいはいっと。 「5分でできたら褒めてあげるわ」 そりゃまた結構な余裕があるな。はいスタート。 はい完成。今日は調子良かった。 「はやっ! 32秒って・・・・・・」 世界レベルだと10秒台とかザラだぞ。 「1面に苦労してたあたしって一体・・・・・・」 それより褒めてくれないのか? 「え?あー、うん、えーっとね・・・・・・」 どうやら5分でできるわけがないと思っていたらしく、褒め言葉を賢明に探しているようだ。 「・・・・・・うーん、惚れそうになった?・・・・・・違う違う違う!」 勝手に一人突っ込みを始めた。ルービックキューブで惚れられてもねえ。 「ま、まああんたにしては上出来じゃない!?」 そんなもんだろうと思ったよ。 キョンの入院生活とハルヒの見舞い保守 *** 「・・・・・・へっくし!・・・・・・うー」 おいどうした?風邪か? 「昨日のアレで体冷しちゃって・・・・・・スカートがこんな短いのが悪いのよ」 最近寒いもんな。しかし女子は大変だよな、こんな寒いのにスカート穿かなくちゃいけないし。 「女は辛いのよ。というわけで布団を貸しなさい。足が冷えてるの」 嫌だ。俺だって寒い。 「じゃあこ、こっちから行くわよ」 そう言うとハルヒはいつかのように勝手にベッドに潜りこんできた。またか・・・・・・ その瞬間である。 「キョンくーん、おみまいだよー!あっハルにゃん!」 「あ」 あ。 「い、妹ちゃん!これはね?違うの、だからね?寒かっただけなのよ!わかる?寒くてね」 「あたしもはいるー!」 言うまでも無く俺は妹のボディプレスを食らった。 現在俺のベッドは3人がひしめくというなんとも定員オーバーな状況にある。 実際妹だけで良かった。親も来てたら何言われるかわからないしな。 「ねえハルにゃんはリンゴのかわむけるー?」 「もちろんよ。女ならできなくちゃダメよ」 「やってやってー」 ハルヒの皮むきは相当上手かった。きっといい嫁さんになれるよ。 「なんとなく素直に喜べないのよね」 なんでだよ。 キョンの入院生活とハルヒと妹の見舞い保守 *** そんなこんなありつつもようやく足のギプスを外して退院できる日がやってきた。 それにしてもあの電動ノコギリは怖いな。いつかテレビで新型のカッターが開発されたとか見たが・・・・・・ 足の裏の絵の解読を試みるもしっかりと塗りつぶされていて無理だった。永遠の謎となったか。 「キョン!退院おめでと!」 お、迎えにきてくれたのか。ありがとな。 「さ、行くわよ」 どこにだ。 「学校よ、学校。今日もSOS団の活動はあるのよ!」 まさかこの病み上がりの身体であの坂を登れと? 「いいから文句言わずについてきなさい!」 やれやれ。 キョンの退院とハルヒのお迎え保守 *** 入院で衰えた足で坂を登るのは流石に堪えたが、なんとか部室まで這ってたどり着いた。 「はい、入りなさい!」 勧められるがままに俺はドアを開けた。そこで俺が見たものとは! 「「「「「退院おめでとー!!」」」」」 華やかに装飾された部室と団員三人、名誉顧問になぜか俺の妹、そしてクラッカー。 これは・・・・・・? 「はい!主役も来たことだし、『ハルにゃんキョンくん退院記念”ラブラブ”パーティー』を始めるよっ!」 「えっ!?ちょっと鶴屋さん、あたしラブラブなんて入れてないわよ!?」 「いーのいーの気にしない!ちょっとの遊び心は必要にょろよ?」 どうやら俺たちのためにパーティーを開いてくれたらしい。なんて皆優しいんだろう。 手書きの看板を良く見るとパーティーの前に赤ペンで小さくラブラブと書いてある。きっと鶴屋さんだろうな。 キョンとハルヒの退院パーティー保守 *** 「じゃあ僭越ながらあたしが乾杯の音頭を取らせていただくにょろ! ハルにゃんキョンくん、お見舞いにいけなくてホントごめんね!受験近くてちょっと忙しくてさー」 なんてったってT大ですもんね。 「ありゃ?知ってたのかい?そうなんだよねえ。しかもみくるもだよ?イメージと違うよね! おっと話がずれちゃったにょろ。ま、あたしが行けなくても毎日二人でお楽しみだったみたいだったからねー。 で、どこまで行っちゃったのかな?」 「つ、鶴屋さん、あたしとキョンは別になにも・・・・・・」 「おんやー?そいつはもったいないねえ。若い男女が一つの部屋にしかもベッドまで用意されてたってのに。 おっとまた脱線。まあとにかく、ハルにゃんとキョンくんの全快を祝いまして、かんぱーい!!」 「「「「「「かんぱーい!!」」」」」」 おいどうしたハルヒ、酒も入ってないのに真っ赤だぞ。 「う、うるさい!気にしなくていいのよ!」 キョンとハルヒの退院パーティー保守 *** 「涼宮さん、ちょっといいですか?」 「なに?みくるちゃん」 「素直に好きと 言えない君も 勇気を出して Hey Attack」 「・・・・・・それ・・・・・・」 「これ、涼宮さんが書いた詞じゃないですか」 「そうだけど・・・・・・」 「勇気を出してアタックすればきっとキョンくんだって振り向いてくれますよ!ファイトです!」 「・・・・・・ありがとうみくるちゃん。あたし頑張る」 パーティーの片隅での出来事保守 *** そんなこんなで(今日使うの二回目か?)パーティーもお開きの時間となった。 受験生もいるしハルヒにしては早めの時間設定だったな。 「みんなお疲れ!今日はありがとう。後片付けはあたしがするからみんな帰っていいわ」 「いや、僕も手伝いますよ?」 「あたしも手伝います」 「わたしも」 「勉強なんて1日サボっても変わんないにょろよ」 ちなみに妹は寝た。いや、流石にお前だけってのは・・・・・・ 「何言ってるの?キョンもやるに決まってるじゃない。雑用係が休んでどうするのよ」 結局そういうことですか。まあ皆も手伝ってくれるみたいだし・・・・・・ 「それならば、僕は帰らせていただきますね」 「あたしも帰ります。あ、妹さんはあたしが送ってあげますね」 「帰る」 「そういうことなら帰らせてもらうよっ!」 あれ?さっきと話が違ってません?そういうことならって・・・・・・ キョンとハルヒのパーティー後保守 *** やっぱりあの量を二人で片付けるのは辛いものがあった。 「でもこういうのって 仕事したっ! って感じにならない?」 まあな、たまにはこういうのもいいかもしれんな。 って雨降ってるじゃねえか。傘持ってきてないぞ? 「あたしのが一本あるからそれでいいじゃない」 あのときみたいにか? 「うん・・・・・・ダメ?」 いやいいけどさ。お前はいいのか? 「べっ別に相合傘はカップルがやるものとかそんなんはどうでもいいのよ!意識するから恥ずかしいの!」 なんか話が飛躍したな。 キョンとハルヒのパーティー後保守 *** やることも終わったので俺たちは帰ることにした。 そして適当に雑談をしつつ部室棟の階段を下りた、その時だった。 「きゃっ!」 俺の隣りでハルヒはまたも足を滑らせた。このままいつぞやの悪夢が繰り返されるのだろうか。 結果として繰り返しはしなかった。なぜかって? 俺がハルヒをしっかりと抱きかかえていたからさ。 「キョン・・・・・・あ、ありがと・・・・・・」 お前にもうケガなんてさせねえよ。 と、上の気障なセリフを喋ったのは誰だ。俺か。俺なのか。またこの前みたいなテンションなのか俺は。 しょうがない、このテンションのまま最後までいっちまえ。 「え?ちょ、ちょっとキョン!な、なにするのよ!」 何って背中と膝裏を支えて抱きかかえてるだけだぜ?世間的にはお姫様抱っこと言うらしいが。 降ろしてほしいか? 「・・・・・・別にこのままでもいいけど・・・・・・」 ダイヤモンドは大事に運ばないとな。 「・・・・・・」 ありゃ、流石に今のはクサすぎたか? 「・・・・・・前から言おうと思ってた大事な話があるんだけどいい?」 ああ、いいぞ。聞いてやろうじゃないか。 そう返すとハルヒは俺の首に腕を回してきた。 「あたしね、ずっとキョンのことが・・・・・・」 二人は階段から落ちたが、そのおかげで―― 新たな階段を一段上ることができたのかもしれない。 キョンとハルヒの入院生活保守 fin
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SS長編モノまとめページ SOS団×古泉キョン×古泉 ローターキョン×巨根古泉女子団員×古泉女子団員×古泉 言葉責め(?)女子団員×古泉(剃毛)キョン×古泉(801注意)媚薬古泉ハルヒ×古泉キョン+飴×古泉キョン+生クリーム×古泉古泉オナニーキョン×古泉 腕時計焼けキョン×古泉 腕時計焼け2失禁古泉キョン×古泉 くすぐりSOS団×古泉 尿道オナニーNURSE IN HEAVEN(キョン×古泉 801注意)野球拳(SOS団×古泉)みくる(大)×古泉こいずみるく(ハルヒ+みくる×古泉)レモンティー(長門×古泉とみくる)母乳(キョン×古泉)バイブ×古泉×キョン(実質キョン×古泉)半女体化古泉(途中)チョコレート×古泉(キョン×古泉)北高修学旅行古泉にマッサージフェラ 褒めて欲しい古泉ドレスの中でいたずら保険のセールス×古泉(未遂)→お仕置き媚薬キョン×絶倫古泉女子SOS団員×古泉ハルヒ+仔猫×古泉バイブでよちよちお風呂でやりたい放題(微スカ有り)キョン×ヤンデレ古泉死に装束(キョン×古泉)神聖視(ハルヒ×古泉)ハロウィン(キョン×古泉)けん玉 機関×古泉機関×古泉(微スカ有り)生徒会長×古泉AV男優×14歳古泉年下×古泉年下×古泉 匂い森×古泉森×古泉 医療拉致古泉森×古泉 ストッキング足コキ機関の誰か×14才古泉不幸古泉(上司×古泉)クラッシックナース森さん×発熱古泉薬漬け(会長×古泉)機関の誰か×古泉機関な俺×古泉 嫉妬話冬の日の機関(俺×古泉)※エロ無しスポンサー獲得の仕方 俺(名無し)×古泉同級生×古泉続・セクハラ教師とハレンチ生徒男子学生と痴漢×古泉痴漢×古泉痴漢(電車)×剃毛古泉痴漢×古泉 剃毛誰か×古泉(緊縛、軽SM)誰か×古泉(スーパーボール・801注意)ご奉仕古泉誰か×古泉 拘束+バイブ誰か×犬古泉誰か×古泉 乳首攻め誰か×古泉 スパンキング誰か(女)×古泉 スパンキング猫耳古泉誰か×古泉 乳首責発熱古泉クリスマスの俺三が日の俺不思議の国のイツキ鏡オナニーモーターボート紅の射月 一樹ママ幕僚総長古泉公開陵辱使用済み体操服を使う古泉お風呂で古泉弄りハメ撮り見ながら強制自慰パイズリ+乳首コキストレスを古泉で晴らすノンケ古泉ノンケ俺×ガチ古泉淫乱古泉アナルオナニー顔射懇願ノンケ淫乱古泉ノンケ古泉に手コキ強制誕生日祝いキス魔古泉愛玩人形古泉親指姫変態兄×ショタ泉クラスメイトの誰か×古泉(スカ有)俺×古泉(アナルプレイ)義弟俺×義兄古泉女王古泉俺×古泉(エロなし)ショタ泉BUNNY IN HEAVEN俺×古泉(スェット)構って欲しいショタ泉ベビードール性的スレを見た古泉を強引に…ミニスカサンタ古泉亀頭責め男の子モンスターな古泉メリークリスマス!姫始めショタ泉でおもらし突然の別れ写メ計画棒キャンディヤンデレ古泉女装古泉視姦温泉(途)お姉さん×古泉スカトロ一歩手前ダイエット古泉抱き枕抱き枕2俺が抱き枕抱き枕な俺古泉先生の個人授業揺り椅子甚平人形古泉続・人形古泉エネマグラ身体検査(尿検査・スカ注意)保健室プレイ映画スター古泉大物芸能人(俺)×アイドル古泉男娼古泉イースター電気マッサージ機耳元で名前呼び梅雨の新習慣夜の公園(俺×古泉)中学生古泉妄想警戒心をじわじわ解く出張帰り『時々古泉を独り占めしたがる奴がいるがつまらないだけだからやめたほうがいいよ』 みたいな淡々とした古泉を想像してみる 人外×古泉触手×古泉神人(触手)×古泉犬×古泉触手×古泉機械触手×射手座古泉触手と同棲 シリーズ物SOS団×古泉とろろプレイSOS団×古泉とろろプレイ2SOS団×古泉とろろプレイ3(801注意)SOS団×古泉とろろプレイ4(キョン×ハルヒ×古泉)痴漢×古泉キョン×古泉(↑の続き、801注意)北高の潜入エージェント×古泉(801注意)北高の潜入エージェント×古泉-その後-(801注意)暴漢×消失古泉1暴漢×消失古泉2(801注意)暴漢×消失古泉3(801注意)終暴漢×消失古泉 後日談暴漢×消失古泉 後日談2暴漢×消失古泉 後日談3SOS団×ふたなり古泉SOS団×ふたなり古泉 古泉視点SOS団×ふたなり古泉 続きめいた話SOS団×ふたなり古泉 自慰観察+撮影SOS団×ふたなり古泉 自慰観察+撮影2誰か×古泉 監禁調教(スカ含む)誰か×古泉(↑前提の孤島話)消失古泉×古泉消失古泉×古泉(古泉×ハルヒ)消失古泉×古泉(キョン×古泉)宇宙戦艦ナガト 死の太陽宇宙戦艦ナガト 死の太陽2宇宙戦艦ナガト 死の太陽3宇宙戦艦ナガト 死の太陽4宇宙戦艦ナガト 死の太陽5メール調教(オナニー隠し撮り)メール調教(ノーパン)メール調教(剃毛)メール調教(乳首葬り・女物下着装着)メール調教(排尿)メール調教(アナル開発) (最後に下の選択肢有)メール調教(選択肢A)メール調教(選択肢B)メール調教(選択肢C)メール調教(選択肢D)吟遊詩人古泉吟遊詩人古泉2吟遊詩人古泉3吟遊詩人古泉(吟遊詩人独白ver.)超AVで行こう!1超AVで行こう!2超AVで行こう!3(キョン×古泉)超AVで行こう!4(女子三人組×古泉)超AVで行こう!5(ハルヒ×古泉)花見de野球拳1 (キョン視点)花見de野球拳2 (古泉視点)
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パタン、と長門の本を閉じる音で今日の部活も終わる。 だが俺にはまだやることがあった。 朝比奈さんだ。 いつものようにお茶を貰うとき、一緒に小さな紙切れを手渡されたのだ。 いやなんとも丸っこい字で、実に朝比奈さんらしい文字が書いてある。しかしとても元書道部とは思えないな。 俺はそっと読んでみた。 『部活が追終わったあと、しばらく部位で待っていてください。 みくる』 うおーーーここれはお誘い!朝比奈さんのお誘い! 期待していいんですよね? ……なんてね。そんなウマイ話があるわけがないよな。 そして俺は今、3年後の未来に来ている。 今度は未来かよ。 なんだかんだいって、朝比奈さん絡みだといつも変なお使いイベントをさせられるな。 これが(大)の方の朝比奈さんなら少しは文句も言えるんだが、 (小)の方の朝比奈さんを前にするとそんな気がカケラがしないのはなぜなんだろうね? 「さて説明して下さい。今度は何なんですか?」 「えぇと……ちょっと見てもらいたい事があるんです……」 なんだがいつも以上に歯切れが悪いですね。未来まで来ないと見れないものなんですか? 「はい、ええと、その……」もうそろそろなんですが、と時間を気にしている。 またハカセくんが襲われるとかじゃないだろうな。 ていうかわざわざ未来に来る必要性があるのか?この時代の俺に頼めばいいと思うのだが。 しばらくして、ついに待ち人が来たようだ。 ん?見てもらいたい事って、あのカップルのことか? 遠くてよく分からないが、俺に関係する人なのかな。 だとすると下手に関わればやばいことになるんじゃなかろうか? 「ううん。これはキョン君にとって、とても大事なことなの」 朝比奈さんが凄く真面目な顔になっている。……可憐だ。 「もう!マジメに聞いて!」 すいません。でも怒った顔もステキですよ。 しかし朝比奈さんがここまでシリアスモードになるとは、いったい誰なんだろうね?あのカップルは。 ……まだすこし遠いがなんとか認識できるギリギリの距離だな。 腕なんか組んじゃってもう仲がよろしいようで。いったいこの二人が何だって言うんだろうか。 男のほうは反対側なのでよく分からなかったが、女のほうはよく分かった。俺が見間違うハズもない。 ハルヒだ。すこし大人っぽくなってるっていうか、綺麗になってるっていうか……。 不覚にもすこし見惚れてしまったぞ。表情もやんわりしていて、幸せそうに微笑んでいる。 ……そこで俺は気付いた!誰なんだ!ハルヒといるあの男は!! おおおお落ち着くんだ俺!カッコいいキョンくんはうろたえない! っ!瞬間、世界が歪む。あまりのことに立っていられなくなる。 くそ、あの野郎の顔が見えない。誰なんだ、くそ……。 ……気がついたら、部室に戻ってきていた。 「キョン君?あのぉ、大丈夫ですかぁ……」 朝比奈さんが不安げな声で俺を呼ぶ。あれ?いつの間に部室に? 「キョン君が呆然としてるうちにね、帰ってきたの」 「見せたい事って言うのは、あのハルヒのことだったんですか?」 あの、どこの馬の骨ともしれん男の腕に自分の腕を絡めて幸せそうにしているハルヒ……。 今では考えられないくらいの眩しい笑顔だった。 奈落に落とされた気分だ。もうなんかどうでもよくなってきた。 朝比奈さんの声ももう半分も聞こえない。あぁそうか……ハルヒ、俺はお前のことがこんなにも好きだったんだな……。 パシン!と左頬に衝撃が走る。な、なんだ?叩かれたのか? 「キョン君しっかりして!」 朝比奈さんが涙声で訴えかけてくる。 あぁ、いつもなら癒されるそのお姿も、なんだが色あせて見えますよ……。 「うう……キョン君ったら!……っもう一丁!」 バシンっ!と今度は右頬に衝撃が走る! 「い、痛いです。朝比奈さん」 「目、覚めましたか?」ごめんなさい、と謝りながら朝比奈さんは凛とした声で言った。 こんな朝比奈さんは初めてだな。 すいません。朝比奈さん。深呼吸して落ち着く俺だ。 「大丈夫です、俺は決めました。ハルヒが選んだ男です。祝福してやりますよ」 正直に言うと自信がない。だがこれが規定事項っていうのなら、俺は……。 ばちこーん!と朝比奈さんのチョップが今度は鼻柱に炸裂する。 うぅマジで痛いんですが、今日の朝比奈さんはどうしてしまったんだ。ハルヒでも乗り移ったんですか? 「諦めるんですか!涼宮さんのこと!!」 「だって、規定事項なんでしょ?あの未来は……」 おれはしょぼくれた。 「どうして私がこの時代にいるか分かりますか?未来は変えることが出来るんです!さあ!早く涼宮さんのところに!」 朝比奈さんはなぜか絶好調だ。 「突撃するんです!キョン君、涼宮さんが好きなんでしょ?あんな男に負けてはいけないのです!」 朝比奈さんは続ける。 「突撃!ラブハートです!」 これでもかというほどの迫力で朝比奈さんは叫んだ。 「ラブ、ハート……?」 俺の心になにか燃え上がるモノがあった。震えるぞハート!燃え尽きるほどヒート! このままでいいのか?駄目だ!俺はハルヒが好きなんだ! そうだ、突撃だ!ハルヒ!待っていろ! 今行くぞおおおおお!! キョン君がそれはもう凄い勢いで部室を飛び出していった。 私はちょろんと舌を出す。私はウソをついた。 ごめんねキョン君。あの男の人と涼宮さんが付き合うのは変えられない、規定事項なの。 ……でもこのままだと、ひょっとしたら変わっていたかもしれないから。 だから頑張って涼宮さんをモノにしてね? あの未来を変えないためにも。 おまけ ……なんだかキョン君って叩きがいがあるなぁ。クセになっちゃうかも♪ 今度は古泉君を叩いてみようかなぁ……。
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あたしは、今、SOS団室にいる。 周りを見ると、みくるちゃんはお茶入れ 有希は、本読み そして… キョンは、あたしの許可も無く寝てる 古泉君は、用事あるため、いない… ………暇だ、取りあえず…みくるちゃんと有希に言ってみる 「ねぇ、みくるちゃん、有希…何が話題無い?」 みくる「話題ですか?えーと…」 長門「……キョンの事」 …はい? 長門「…どう思ってるの?」 え!?ちょ…なんで、この話に!? みくる「気になりますね…どう思ってますか?」 ……くっ… 「み、みくるちゃんと有希はどう思ってるのよ!?」 みくる「えっ!?わ、私ですか!?」 長門「……」 こうなったら… 「はい!みくるちゃん、言ってみなさい!」 みくる「ふ、ふえぇ~…」 みくるサイド わ、私ですか~?え?「早く言え」っても~… 分かりました!言います… 私は、初めてあった時は、優しい男だなと思いました… キョン君は…っと、キョン君の本名は何ですか?え?誰も知らないんですか~ キョン君は、いつも私を守ってくれる時期ありました…あっ、ハルヒさん!怒らないで下さいよ~ 私とキョン君は恋人関係では無いですから安心して下さい~… え?分かってくれましたか?では、続き言います…ある日キョン君からこう言われました… キョン「俺さ、SOS団に入って本当に良かったんですよ…楽しいですし…あなたはどうなんですか?」 と言われました…ハルヒさん、ふてくされないで下さいよ…あの人はもしかしたら、ツンデレだと思います 話を戻しますね…私は、こう言いました… 「私は、キョン君やハルヒさん達がいるから、楽しいですよ…あのSOS団は好きです」と !?ハ、ハルヒさん!?な、撫でないで下さぁい~もぅ、髪がくちゃくちゃになりそうでしたよ? とにかく…キョン君は私にとって可愛い後輩って事かな? みくるサイド終了 「なるほどなるほど…みくるちゃんってそう思ったのね」 みくる「そうですよ」 …恋心抱いて無かったんだ…よかった… 「んじゃ、有希!あんた…キョンの事どう思ってるの? 長門「……話す」 おまけ 谷口「やぁ、そこの女の子!俺と付き合わないかぃ?」 ???「ホントですか?」 谷口「男は二言無い!」 古泉「ははははは…引っかかりましたね!!さぁ、あなたのアナル頂きますっ!」 谷口「けぇっ!古泉!?」 古泉「さぁ、頂きます!」 谷口「アナルだけは!アナルだけはぁぁぁぁぁっ!?」 きゃああああああああああああああ… 国木田「今日も平和ですね…」 長門サイド …私は、初めて彼にあった… ……彼は私を見て不思議がってた… 彼は、多分…この人一人ぼっちなのかな?と思ってたかもしれない… …それで、私に優しい言葉で言ってくれた…私は、嬉しかったかもしれない… 私は私…周りは鏡だらけ…私は何者だろうか…それが分からなかった… それなのに、彼は鏡を割って救ってくれた…そんな感じがする… 私は、彼に感謝してる…私は孤独は嫌なのではないかと疑問に思った時期あった… 今は、仲間がいるから、こんなに嬉しい事は無い… ありがとう、涼宮ハルヒ… ありがとう、朝比奈みくる… ありがとう、古泉一樹… ありがとう…キョン… 彼は、私にとって…大切な友達… 私は、今、とても嬉しい… 長門サイド終了 「…有希、何言ってんの!!あたしだって、仲間だよ!」 よかった…あの有希が…そう思ってたのね… 長門「…さて」 みくる「行きますか?」 えっ?えっ?何? 長門「…あなたの番」 みくる「誤魔化さないで言って下さいね」 !? 涼宮ハルヒは逃げられない! …何、今のナレーションは… … 「わ、分かったわよ!話せばいいでしょ!話せば!」 おまけ 谷口「うわぁぁぁぁぁ…たーぢーけーてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…」 古泉「谷口さーん、LOVE!」 谷口「いぃぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」 国木田「さて、帰ろうか…ふぅ、暑いなぁ…(遠目」 ハルヒ サイド あー…うー…どこから始めたらいいかな? 初めてキョンにあった時は、何か違和感感じたの…どこがで会ったような気がする でも、しばらくキョンと話したけど…キョンって優しいなぁと思ったの… こ、こら!みくるちゃん!有希!そんな目で見ないで!恥ずかしいんだから… それで、SOS団を作ってキョンも誘ってやった…っても、強制的だったけど、あたしは悪かったなと思ってる… それでも、キョンは断らない…理由は分かんないけどね… あり何ヶ月経ったかしら、ある日の夜…夢見たの…キョンと二人きりだった…そして…そして… あぁ!な、何でもない!何でもなぁい!…… あたしは、やっと分かったの…キョンの事が好き…大好きなの… それなのに、告白する勇気が無いあたしがいた…いつも、キョンを迷惑かけてる… だから、あたしは怖い…嫌われるんじゃないかと…それでも…それでも… 大好きなの!! ハルヒ サイド終了 「ま、これで終わったわよ」 みくる「ハルヒさんって、そういう所が可愛いですね」 「ちょ…それどういう事よ!」 長門「……」 キョン サイド ヤバイ…俺の事聞いてしまった… 朝比奈さん、ありがとうございます…でも、そんなに可愛くないですよ 長門…ありがとな… ハルヒ、そう思ってたのか……俺は… えぇい!そんな事より…どうする俺よ!どうやって、この状況から抜け出せる!? ライブセレクション発動!! 1.今すぐ落ちる 2.まだ寝る 3.寝癖を悪くする 4.倒れて、激痛するふりで起きる どれだ!! 4に決定だ! ズル… ガラガガラガターンビューインガターン… くお、痛っ…ってか、何だ!?ビームが発射した音が聞こえたぞ!? そんな事より、起きるか… 「くおぉ…イテェ…ん?何だ…いたのか…」 ハルヒ「あ、あんた…大丈夫?激しく倒れたけど」 大丈夫だとも、しかし、今のビームが発射した音が気になるけどな みくる「大丈夫ですか?」 あぁ、大丈夫ですよ 長門「……演技、下手(ホゾッ」 …長門だけ、バレたのね… さて、どうしたものかな? と、時計を見ると…18時、ヤベ!帰る時間だ 「おぃ、18時になったから帰ろうぜ」 ハルヒ「そ、そうね…解散!」 ふぃー…やれやれ… ハルヒ「ねぇ、キョン…一緒に帰ろう」 ん?ハルヒが珍しく誘われたな… 「あぁ」 何でだろうな…ハルヒと一緒に下校してる訳だが… ……どこへ行くんだろうか… ――――― ここは…確か…活動する時の集合場所…公園である。 ハルヒ、何でこんな所へ… ハルヒ「キョン…」 「ん?何…」 今、信じられない事起こったね!ニュースアナウンサーになって言いたい気分だね そう、抱き締められた… ハルヒ「ねぇ、キョン…」 「な、何だ?」 ハルヒ「あたしの事…どう思ってる?」 ハルヒ… ハルヒ「お願い…聞かせて…」 「…分かった」 キョン サイド 初めて、ハルヒにあった時は可愛いと思ったね…って、おい…お前が真っ赤になるなよ!俺だって恥ずかしいぞ! 話したいなと思って、話しかけたのは本当だ…姿は完璧で、中身は問題あるけど…可愛いと見た… あの夢も忘れやしない… 俺は… ――ハルヒは可愛い。 だが、すぐ怒る。 天上天下唯我独尊だし気が強い。 おまけにツンデレで 成績も中の上。 言い訳が得意。 口癖は「バカキョン」 座右の銘は「変わりたい」 オレたちは、恋していく。 生きて行く。―― ハルヒは…俺にとって…大切な彼女だ…どんな事あろうと守りたい! キョンサイド終了 「キョン…」 キョン「と、言う訳だ…好きだよ、ハルヒ」 「キョン…」 やっと、通じ合えた…あたしの思い…通じ合えたよ… 「うん!あたしも好きだよ!」 …やっと、告白出来た…キョン… 「キョン…キ、キスしてくれる…かな?」 キョン「勿論だとも」 ――キョンは優しい。 だが、ツッコミたがる。 ちょいツンデレだし気は普通。 おまけにあたしを心配してくれるし 成績は中の中。 歴史だけは得意。 口癖は「やれやれ…」 座右の銘は「ハルヒを守りたい」 あたしたちは、恋していく。 生きていく。―― エピローグ あの日から1週間後… あたしたちは恋人同士になった… 「ねぇ、キョン!明日、デートしたいよ」 キョン「んー?明日の天気、晴れか?」 「うん、晴れみたい」 キョン「じゃあ、明日、映画観に行くか」 「分かったよ!」 ありがとう、キョン…お疲れ、キョン… 完 おまけ 谷口「来るな!」 古泉「はははは…アナル頂きますよ?」 谷口「ちっ…喰らえ!椅子投げ!」 古泉「(ピキン!)なんとーっ!」 谷口「さ…避けられた!?」 古泉「私はニュータイプですよ…ふふっ、お逝きなさい!ファンネルミサイル!」 谷口「ファンネルミサイル!?って、チョークかよ!?うわぁぁぁっ!?」 古泉「これで良し、さて…アナル頂きますね…」 谷口「うわ…ちょ…待て…や、やめ…」 古泉「古泉!行きまーすっ!」 谷口「う、うわぁぁぁぁ!アナルだけは!アナルだけは!」 きゃああああああああああああああ… キョン「谷口の声だ…まぁいいか、どれする?ハルヒ」 ハルヒ「これがいいわね!「サイレントヒル」観ようよ!」 キョン「分かった分かった」 国木田「谷口、哀れな人…骨は僕が拾ってやるよ…」 谷口、死亡確認
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雑談室へ 雑談室過去ログに戻る 過去ログ156ロック完了。 -- 管理人 (2008-07-28 07 32 20) 朝から乙であります -- 名無しさん (2008-07-28 07 39 00) 管理人さん乙です -- 名無しさん (2008-07-28 07 51 18) 管理人さん乙! -- 名無しさん (2008-07-28 07 56 18) 一桁GET!! 管理人さん乙一です!! -- 名無しさん (2008-07-28 08 01 04) 乙ですー -- 名無しさん (2008-07-28 08 10 38) 乙でごじます。 -- 名無しさん (2008-07-28 08 16 29) 8get 管理人さん乙です。 -- 名無しさん (2008-07-28 08 57 46) 管理人様乙です -- 名無しさん (2008-07-28 09 56 43) 1-gat、管理人様乙です。 規定事項の流れ星GJ! -- 名無しさん (2008-07-28 12 50 38) 乙 -- 白猫 (2008-07-28 13 13 07) ↑ 一番上の使用ルール読んで。 -- 名無しさん (2008-07-28 13 47 44) 夏だなぁ -- 名無しさん (2008-07-28 15 08 31) やっぱり甘い古泉はいいなぁ…。 そろそろツンデレなヒロインと鈍感な主人公のすれ違いを描いた純愛モノが読みたい。 -- 名無しさん (2008-07-28 16 15 43) ↑原作 -- 名無しさん (2008-07-28 16 23 55) ↑それ違う!なんか違う!! -- 名無し (2008-07-28 17 43 26) ↑2 確かにwだが原作は愛にすら発展してないから正解でもないのかな…確かにすれ違ってはいるが -- 名無しさん (2008-07-28 18 44 46) そーいや、原作なんてしばらく読んでないな ssばっかw おかげで、何が公式設定だったか忘れることある -- 名無しさん (2008-07-28 19 42 38) 「全知全能の神」あまりにも凄惨な筋に息を呑みました。やはりキョンは偉大な存在です。 -- (2008-07-28 20 01 15) ↑夏だよワッショイ!! -- 名無しさん (2008-07-28 20 47 20) ワッショイ!ワッショショイ -- 名無しさん (2008-07-28 21 01 34) ↑↑↑↑ 俺も。規定事項読んでると古泉が原作で長門に無視されてることなんて忘れてる -- 名無しさん (2008-07-28 21 52 34) ↑まるでいつも無視されてるみたいな言い方だが、結構会話してるぞ。 意味があるとき以外は華麗にスルーされてるけどw -- 名無しさん (2008-07-28 22 23 55) 規定事項ご馳走様 -- 名無しさん (2008-07-28 23 49 13) 長門は恥ずかしやさんなんだよきっと -- 名無しさん (2008-07-29 00 09 06) しかしキョンからの質問なら自分の権利が及ぶ限り答えようとするww 古泉カワイソスwwwwwww -- 名無しさん (2008-07-29 00 13 14) あの3人は基本、敵ではないが味方でもないって関係だからなぁ。 キョンはある意味、誰にとっても安牌なんだろう。 -- 名無しさん (2008-07-29 00 54 51) WAWAWAいいよWAWAWA -- 名無しさん (2008-07-29 02 00 06) WAWAWAいいねWAWAWA -- 名無しさん (2008-07-29 09 38 54) WAWAWAいいぞWAWAWA -- 名無しさん (2008-07-29 09 59 27) WAWAWAいいなWAWAWA -- 名無しさん (2008-07-29 10 09 03) WAWAWAいいわWAWAWA -- 名無しさん (2008-07-29 12 31 06) WAWAWAいいぜWAWAWA -- 名無しさん (2008-07-29 12 57 16) WAWAWAいいべWAWAWA -- 名無しさん (2008-07-29 14 29 10) すっかり夏になったなぁ… -- 名無しさん (2008-07-29 14 44 58) まさに混沌の世界(いろいろな意味で -- 名無しさん (2008-07-29 15 14 26) 久々に朝倉分の補給が完了 谷口さんグッジョブでした -- 名無しさん (2008-07-29 16 09 07) 昔と比べてSSの更新が少なくなったから寂しいなぁ アニメ2期まで待つしかないのかな -- 名無しさん (2008-07-29 18 20 11) わかりやすいくらい連載に行き詰まったorzみんなは書けなくなったらどうしてる? -- 名無しさん (2008-07-29 20 03 27) 曲聴くか、本読むか、寝ます。 甘いもの食べると創作意欲がわいたりもしますよ。 -- 名無しさん (2008-07-29 20 35 24) 考えて悩んで苦しんで何でも良いから続きを書く。 筆は止まっても常に作品を考える。 投下はしない。 -- 名無しさん (2008-07-29 20 59 32) 書き終わるまで投下しない。そしてどんどん遂行していくとどんどんストーリーが変質して投下どころではなくなる orz -- 名無しさん (2008-07-29 21 15 57) 色々ありがとう。とりあえず寝てみることにするよ -- 名無しさん (2008-07-29 21 20 15) ↑×2 ながるんみたいだw -- 名無しさん (2008-07-29 22 38 45) まさか 二回目に わわわいいね と書き込んだだけでこんなことになってしまうとは… -- 名無しさん (2008-07-29 22 42 11) 懐事情を書いている者だが、まず文章の長さについて。これは俺が携帯で短めの文章を読むのが好きだからこのサイズで投稿している。PCで読んで切りが悪いと感じる人は、1度携帯で、大き目のフォントで読んでみてほしい。 -- 名無しさん (2008-07-29 22 45 03) ファイルの容量については、全部書き終わった時点で、管理人氏に伺った上で必要ならばまとめたいと思う。そして次に、俺は「経営」や「古泉の誤算」を書いた人とは別人だ。 -- 名無しさん (2008-07-29 22 46 57) 最後にハルヒのキャラ付けについては、まあ所詮ファンフィクションの一つなのだから、そこはいちいち目くじら立てなくてもいいのではないか。隣のスレではやれデリヘルを呼ぶだの尻穴を舐めろだのやっている訳で、この辺はどうか大目に見てもらいたい。その他の文章の乱れや表現の稚拙さは俺の不手際であって、拙文お目汚し申し訳ない。何とか最後まで書きたいと思うので、諸所ご容赦願いたい。以上 -- 名無しさん (2008-07-29 22 56 49) 懐事情、乙。まぁ確かにあくまで二次創作なんだからキャラの性質がずれるのは必然だよな。一話ごとの文章量が少ない理由もわかってよかった。 …ただ、ちゃんと明確な理由があったなら前々からずっと言われ続けてたんだからもっと早い段階で↑の内容を書き込むべきだと思うぜ。 -- 名無しさん (2008-07-29 23 08 15) ↑それはそうかもだがもう理由分かった事だしいいではないか。 -- 名無しさん (2008-07-29 23 50 35) 読みにくいからまとめろ。 -- 名無しさん (2008-07-29 23 53 43) ↑何様さ!みなみけ大好きですんません。まぁ俺も短いとは思ったが作者さんなりの考えがあるならいいんじゃないかな?全員が満足できる作品なんてないんだし。続き楽しみにしてるよ -- 名無しさん (2008-07-30 00 00 28) 長編のまとめページにも無駄にページ数を増やさないようにしようって書いてあるし、まとめた方がいいと思う。 俺も携帯で読む方が好きだけど、流石にこれは短すぎな気がする。 -- 名無しさん (2008-07-30 00 02 45) 納得出来る作品とか、それとこれとは関係ないだろ。 どこまでも我を通したいなら自サイトで好きなだけどうぞ。 -- 名無しさん (2008-07-30 00 11 12) ↑だから言い方をだな(ry -- 名無しさん (2008-07-30 00 33 31) どっちにしたって、ハルヒを殴りたいのは変わらない -- 名無しさん (2008-07-30 01 09 15) ↑そして「かばう」のアビリティで殴られそうになったハルヒをキョンが自らを犠牲にし助ける、と… -- 名無しさん (2008-07-30 03 16 12) ↑そして庇ったキョンごと敵を刀で串刺しにするハルヒ -- 名無しさん (2008-07-30 03 46 04) 行方不明SSって勝手に追加しちゃっていいの? もしいいんなら、「耐えがたき±bonanza」「New Game」の二つを誰か追加してくれ 俺は携帯だから -- 名無しさん (2008-07-30 04 24 14) 懐事情 マッサージは普通に資格必要じゃないの?あるマッサージ少女漫画に書いてあったけど。 -- 名無しさん (2008-07-30 07 18 31) というか明らかに長門はキョンが好きなのに 「やっぱり古長はいいな」みたいな書き込みとか見るとなんか すごい違和感を感じるのだけど… 原作でもフラグの欠片も立ってないのに。 古泉だって、キョンの主観だけど消失世界の人々は 基本的には性格とかも変化してない、ってセリフから考えると ハルヒのこと好きなんじゃないのか?って思うんだけど… なんかハルキョンをくっつけた場合の余り物同士を合わせたみたいな感じで 全然キュンとこない。まぁそれいったら二次創作なんてありえない設定ばっかりなんだから 追及しても仕方ないんだけど… -- 名無しさん (2008-07-30 08 38 39) ↑朝倉×キョンとかもっとありえんぞ 所詮は二時創作だし、割り切って自分の好きなカプだけ読むのが吉 -- 名無しさん (2008-07-30 08 47 02) ↑2 マジレスすると、消失の世界は長門が創造したものだから古泉が本当にハルヒを好きかどうかはわからない。それこそ古泉がハルヒに恋愛感情を抱いているだなんて描写は消失以外では見られないからな。 原作はどうみてもハルキョンで他のカプはない。だからそれが認められないならここはあなたのくるところじゃない。あくまで二次創作なんだから。 …つか、カプ論は荒れるんだったな…すまん -- 名無しさん (2008-07-30 08 55 59) だが二次創作好きなのでこうして見に来てしまう俺なのさ。 消失世界がどこまで現実の方と違ってるのかは キョンの主観でしかわからないというのは理解してるよ。 そして認められないんじゃなくて、なんか違和感を感じるってだけよ。 二次創作と割り切ってるし、好みの以外読まないことにもしてる。荒れる原因になったら困るし、この辺にしておく。ごめんね。 でももう一つ。原作がどうみてもハルキョンで他のカプはない、 とは言い切れないかと。 -- 名無しさん (2008-07-30 09 06 06) ↑古長とかハルみくとかもありなんだよな、わかってます -- 名無しさん (2008-07-30 09 12 07) ↑古キョンはどうした -- 名無しさん (2008-07-30 09 34 38) 藤キョンはありなのか? -- 名無しさん (2008-07-30 09 47 44) それなら中キョンもか -- 名無しさん (2008-07-30 09 51 54) なんで全部キョン受けなんだwww -- 名無しさん (2008-07-30 09 58 28) やっぱ主人公だからwww -- 名無しさん (2008-07-30 09 59 32) 古長にするために他のキャラをカプにするのが真の古長スキー。 -- 名無しさん (2008-07-30 11 22 28) 二次創作だから誰が誰とくっつこうが一向にかまわん まあ・・・マジレスすると古キョン ・・・ハッ! カプ論は荒れちゃう! -- 名無しさん (2008-07-30 11 44 51) 相手が宇宙人だろうがカミサマモドキだろうが未来人だろうが ガチホモだろうが、同級生だろうが例え妹だろうが 果ては飼い猫だろうが取り合わせてしまうキョンの守備範囲に嫉妬 -- 名無しさん (2008-07-30 12 08 09) 古長はミステリックサインで「いいコンビだ。付き合うといい。」というキョン直々の推薦というかお許しがあったもんで、んじゃちょっとやってみるかという気になる -- 名無しさん (2008-07-30 12 33 33) しかし声に出して言ってたのかどうかは知らんけど 好きな男から別の男と「付き合えばいい」とか言われるのって どんな気分なのやら… 時々キョンのフラクラに本気で腹立つことある。陰謀の図書館といい… 懐事情までいかなくても、ちょっと思い知るべきじゃなかろうか。 -- 名無しさん (2008-07-30 12 41 11) 流れぶった切るようですまん。 カレンダー(H-side)・・・あぁ、じれったいw だがそれがいい -- 名無しさん (2008-07-30 13 36 04) ↑ ぶった切って正解。カレンダーGJ -- 名無しさん (2008-07-30 14 00 17) カレンダー良かった!GJ! 『4月‐日はお…』……わかった!『4月‐日はおばあちゃんの誕生日だ』 これに間違いないw! -- 名無しさん (2008-07-30 14 05 11) まて、『「お」とうちゃんの一回忌』かもしれんぞ -- 名無しさん (2008-07-30 14 40 29) ↑勝手に殺すなww もしかしたら三回忌かもしれんぞ -- 名無しさん (2008-07-30 14 57 51) 懐事情7を読んだら、またキリの良過ぎるwところで文章を切っていて「ウハwまた荒れるww」と思いながら雑談室を覗いてみるとちゃんと作者さんが懐事情に対する考えを書いてた。乙です。 めいど☆マッサージ楽しみにしてます。 -- 名無しさん (2008-07-30 15 53 18) ↑某動画投稿サイトのアニキ系列動画の影響で 「めいど♂マッサージ」に見えたことは俺と君たちとの秘密だ! -- 名無しさん (2008-07-30 16 08 46) 「和歌に思いを」が更新されていますが単なる誤字の修正です。 -- 「和歌に思いを」を書いた人 (2008-07-30 19 48 37) やあ、四ヶ月ぶり! かわらず盛んだね。じゃあ、帰ります! -- 名無しさん (2008-07-30 20 52 59) 和歌って勘違いされたら終わるなーいろんな意味で だがそこがいい -- 名無しさん (2008-07-30 22 13 13) 九曜に肉奴隷とか言われてみてぇw藤原さま超GJwww -- 名無しさん (2008-07-30 22 24 19) 藤原さまジージェイ -- 名無しさん (2008-07-30 23 11 04) 藤原さまネタとは理解しつつも藤原みくるの同居生活にわくてか ネタだからこそ良いのだが -- 名無しさん (2008-07-30 23 25 08) 藤原さまワロタww -- 名無しさん (2008-07-31 00 06 09) 藤原さまの相変わらずのフリーダムっぷりに 惚れるわwww -- 名無しさん (2008-07-31 00 40 12) フジワラサマktkrwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww -- 名無しさん (2008-07-31 01 01 52) 藤原様!!そして古泉×妹キテルーーー! これは期待せざるをおえない -- 名無しさん (2008-07-31 01 04 36) ボディーガード続きwktk! 古妹好きだから嬉しい。妹可愛いよ妹 -- 名無しさん (2008-07-31 01 19 44) ボディーガードにwktk -- 名無しさん (2008-07-31 03 07 22) 藤原様面白いwww -- 名無しさん (2008-07-31 06 00 45) 藤原さまwwwまたやってくれたなwww -- 名無しさん (2008-07-31 06 21 05) 最近、いい感じの作品なんだけど途中で止まってるやつが多い。 原作とか -- 名無し (2008-07-31 07 05 13) ボディーガード続き期待 ただ小五×高一だったらどうしようかと思ったw -- 名無しさん (2008-07-31 07 06 00) 過去作品でキョンの完全犯罪が完結してるのみて 古泉黒いよ古泉黒いよ -- 名無しさん (2008-07-31 07 27 25) ↑x3 原作とかwww -- 名無しさん (2008-07-31 08 02 54) まさかの妹www -- 名無しさん (2008-07-31 08 29 48) 藤原さまがもてはやされてるから見てみたらただの下衆谷口の劣化版じゃねーか -- (2008-07-31 13 13 51) ↑そうだね。プロテインだね。驚愕早くでないかな…なんか原作の内容忘れたからまた読むか。 -- 名無しさん (2008-07-31 13 34 44) 藤原さまwwwwwwなんという観察眼wwwwwwwww -- 名無しさん (2008-07-31 13 49 05) 古妹来ちゃったよ……これは期待 -- 名無しさん (2008-07-31 14 41 30) 藤原さまは下衆谷口より一応知略と観察眼は備えてるwwwwやってることは下衆谷口より姑息だけどwwww みくると同居にwktkしてしまった そしてボディーガード、面白そうだ! -- 名無しさん (2008-07-31 15 09 03) みくるが頬杖つきながら 「ヒョードル、ヒョードル」って鳴いてるのかと思った -- 名無しさん (2008-07-31 16 22 59) 終幕、1と2の統合希望 -- 名無しさん (2008-07-31 19 08 55) 終幕ページの無駄はやめようぜ?↑に同意だ -- 名無しさん (2008-07-31 19 13 48) 終幕、『貴容』が一瞬オリキャラかと思った。…え?あ、いや、ただそれだけ -- 名無しさん (2008-07-31 21 30 01) 終幕…びみょー -- 名無しさん (2008-07-31 21 54 58) 伏線ないから意味ふだよ 終幕。 -- 名無しさん (2008-07-31 22 03 14) 終幕って何か「あれ」っぽい雰囲気があるよな… -- 名無しさん (2008-07-31 22 08 14) 終幕、キョンの名前勝手に決めちゃったよww -- 名無しさん (2008-07-31 22 49 37) 「今日介・ジョースター」じゃないの? -- 名無しさん (2008-07-31 22 53 42) ボディーガードwktk -- 名無しさん (2008-08-01 01 07 48) みんな落ち着けw 最後まで読まなどうなるかわからんぞ 終幕はこっからが本気なはずwww -- 名無しさん (2008-08-01 02 29 16) ↑3 いや、実はブランドーらしい -- 名無しさん (2008-08-01 03 39 18) おまいら素数でも数えとけwww -- 名無しさん (2008-08-01 04 19 14) キョンの本名は鈴木恭一郎だと勝手に思ってる -- 名無しさん (2008-08-01 05 42 24) 結婚したら鈴木ハルヒ なんか嫌だ… -- 名無しさん (2008-08-01 07 01 53) 鈴木涼子 うん、しっくり来るな -- 名無しさん (2008-08-01 07 30 34) 鈴木美代子 万事解決だな -- 名無しさん (2008-08-01 07 52 30)
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コメント室へ コメント室・旧雑談室過去ログに戻る ↑新 ↓古 お、夏の日きた!結構久々? -- 名無しさん (2010-07-23 00 52 21) あれ、セピア色の虹消えてる? -- 名無しさん (2010-07-22 04 21 40) コレくらいしか長編も来てないから話題が集中するのはしょうがないやね -- 名無しさん (2010-07-21 19 03 04) くそどうでもいい -- 名無しさん (2010-07-21 18 13 04) 佐々木のターンは楽しみだな ここにきて、キョンも自分が異世界人と認識してるのはビックリだけど -- 名無しさん (2010-07-21 18 10 38) それはエロ以外のにも言えるっちゃ言えるような気がするけどw 結局各人の好みと許容ではあるよね ま、女神はは続ききたら読みたくなっちゃうある意味魅力を持ってる気がするw -- 名無しさん (2010-07-21 08 48 11) 原作にエロ描写が皆無だから、いくらSSとはいえ苦手な読者は苦痛でしかないだろな -- 名無しさん (2010-07-21 06 43 21) 俺は読んでないが楽しみにしてる読者もいるんだからマイナスな批評は避けるべき、SSの持ち味は自由なところにあるんだし -- 名無しさん (2010-07-21 02 10 08) ハルヒの心理目茶苦茶って程でもないでしょ キョンが佐々木と付き合ってるって思い込んじゃったときに卑劣な方法で迫られたとはいえそっちの関係を慰めにしちゃったわけなんだから ま、あくまでその場しのぎの慰めだからその上でキョンが他の女の子といることで嫉妬しても気持ちはわからんでもないかなと で、そうしてるうちに気持ちがご主人様に流れてきて鍵が変わるかもーっていうのが今の流れじゃないの 長くなってごめ あんま真面目には読んでないくせに偉そうなこと言ってるだけだからズレてたらスルーして -- 名無しさん (2010-07-21 00 34 21) SSらしくてアリだと思う俺がいる -- 名無しさん (2010-07-20 09 06 25) 原因はエロゲーをやった影響でした、ってなオチだったらあっけないな。 -- 名無しさん (2010-07-20 07 55 21) 早く終わってくんねーかなー -- 名無しさん (2010-07-20 00 58 20) 期待しているよ。 女神の作者 -- 名無しさん (2010-07-19 22 29 39) 楽しんで読んでるよ。早く続き書いてくれ -- 名無しさん (2010-07-19 21 18 18) ここまで壊れたんなら、もう『ジョン・スミス』発動でいいんやない? -- 名無しさん (2010-07-19 03 13 59) 最初は意味があると思って読んでたけどさ。もうダメだよ。話もキャラもグッチャグチャじゃん。 -- 名無しさん (2010-07-18 23 44 59) それを言うならハルヒだけじゃなくて全キャラがイミフだろ -- 名無しさん (2010-07-18 20 03 16) 女神は、卑劣な手段で関係を迫った相手に簡単にハルヒが靡くのが不自然。ついでに自分は他の男と関係を持っているのにキョンが他の女と一緒にいるだけで嫉妬するのも。兎に角ハルヒの行動や心理が理解不能。伏線かと期待してるんだけど。 -- 名無しさん (2010-07-18 19 24 25) 修正なら一気にやってくれた方が良くないか?大体女神は宣伝なんかしなくたって、いろんな意味で話題作だろ…… -- 名無しさん (2010-07-18 16 34 37) 内容は読む気ないから展開と可動でもいいけどさ。旧作がガンガン上がるのはなんでだ。毎回修正してるのか?宣伝みたいでウザイんだけど。 -- 名無しさん (2010-07-18 16 29 55) 予想通りの展開だな。悪い方への。 キョンに同情するわ…。 -- 名無しさん (2010-07-18 15 43 55) わっかーめまた消えちゃったのか… でも再あぷで読めたからよかった。作者さんに感謝 -- 名無しさん (2010-07-16 00 26 55) ハルヒ可愛かった…… -- 名無しさん (2010-07-08 21 12 09) ほのぼのもいいじゃないの。さっさと終わらせてこういうのも書きなYO! -- 名無しさん (2010-07-08 14 50 49) 7月未明、超GJ!ちゃんとどっかしらにリンク張ってね! -- 名無しさん (2010-07-07 08 20 04) ミスか。気付けてよかった。続き楽しみにしてます。 -- 指摘した人 (2010-07-05 22 43 32) 夏の日より指摘してくれた人 完全にミスだ……なおしときますw指摘ありがとう -- 名無しさん (2010-07-05 20 58 50) 朝比奈さんの妊娠、久々に甘いのを読んだぜ。 -- 名無しさん (2010-07-05 19 07 49) 旦那様ってキョンか? 口枷付けてるようなセリフは?複線としてわけがわからんな -- 名無しさん (2010-07-05 17 49 18) 夏の日より第六章。バスの中で寝ても世界が代らなかったのは伏線か? -- 名無しさん (2010-07-05 05 23 48) あらら。ついに色んな意味でヤッちまったかー、って感じ。 -- 名無しさん (2010-07-05 03 50 19) 仲直り面白いw 図書カード投げつけるのは駄目すぎるww -- 名無しさん (2010-07-04 20 42 15) 女神~ はキョンをこれ以上貶めるのだけは勘弁して欲しい -- 名無しさん (2010-07-04 20 38 13) 溯 って続きまだ? -- 名無しさん (2010-07-04 18 58 27) 懐かしいのが上がってんな -- 名無しさん (2010-07-04 15 26 27) へーぇ…… -- 名無しさん (2010-07-02 09 19 37) 雑談スレに貼ってあるリンク先に詳細レスがあったよ -- 名無しさん (2010-07-01 22 28 39) 古泉一樹の情操教育削除された? -- 名無しさん (2010-07-01 20 17 08) 善くも悪くも反響あるって事は、作者にとっても嬉しいんじゃない? -- 名無しさん (2010-06-28 06 43 25) いやそこは良かった探しとかしようぜ。ただの酷評はつらいがある程度の批評はためにだってなる -- 名無しさん (2010-06-27 11 36 46) というか、書き手以前に人がいないじゃん -- 名無しさん (2010-06-27 04 32 53) 内容の批評はあえて避けるけど、新しい書き手さんには頑張ってもらいたいな。 ただでさえ書き手が減ってるような気がするから。 ところで、いま健在の書き手って何人くらいいるのかな? -- 名無しさん (2010-06-27 02 01 53) オリキャラものとしてはずいぶん突き抜けてるがどうにも読みにくい -- 名無しさん (2010-06-24 15 10 49) 言っていいのか悩んだんだが、「女性人たちの本性」って女性陣の間違いでないかい? -- 名無しさん (2010-06-24 11 52 31) そうなのかーありがとう -- 名無しさん (2010-06-23 22 02 17) 戦友と情操教育は書き手が一緒なんだぜ。どっちも移転(?)したみたいだ -- 名無しさん (2010-06-23 13 32 43) 情操教育消えてるんだがどうなった? -- 名無しさん (2010-06-23 11 19 57) まぁあれが長門だったらそれこそ閉鎖レベルに荒れてるだろうけどなw -- 名無しさん (2010-06-23 10 40 22) 女神シリーズは内容上どうしても荒れやすい作風ですからね。作者さんもそれをわかってるでしょうね。 私もあの展開は苦手ですが、それはともかくとして、あの文章力は脱帽ものだと思います。 あのシリーズが終わったら、次回作は原作に即した作品を執筆してほしいですね。 -- 名無しさん (2010-06-23 09 39 23) 批判もカプ論も先読みも余所でやってくれ。またここ閉鎖になったら切なくてかなわん。 -- 名無しさん (2010-06-23 06 15 24) 『ご主人様』は実は、ジョン・スミス(未来のキョン)だったのだ!と言ってみる。 -- 名無しさん (2010-06-23 05 39 37) ↓ハルキョン厨乙 -- 名無しさん (2010-06-23 05 24 26) ウザイから早く終わんねーかな -- いやならスルーしろとしかいえないな かく言う俺も女神は好きじゃないけどさ 大体キョン以外の男を好きになるだなんてそれはもうハルヒじゃねーだろ 全くの別人格じゃねーのといいたい -- 名無しさん (2010-06-22 23 30 58) 未完のまま放置する作品群をそろそろ隔離したらどうだ。未完カテゴリ作るとか。一年くらいならたまに復活することもあるけど、三年くらい放置してるのは隔離していいんじゃねーの? -- 名無しさん (2010-06-22 15 55 48) ウザイから早く終わんねーかな -- 名無しさん (2010-06-22 08 14 37) 『女神は』シリーズようなや、SOS団以外とハルヒとのカップリングSSで、「ハルヒの能力」や、それに関連する事項に触れて尚、成立するのって有ったっけ? -- 名無しさん (2010-06-22 06 08 39) 女神は堕ちてイクの更新されたものを読みました。前回の伏線が回収されてましたが、序盤の伏線は未だ見えず。ハルヒ視点のままでどう回収するのか。それとキョンとハルヒの人格が原作と乖離して来たのが不安。いずれにしろ続きを楽しみにしています。 -- 名無しさん (2010-06-22 02 58 54) 涼宮ハルヒの追憶って完結してないんですか? -- てす (2010-06-20 01 43 24) そんなものです。 カーマが流行って消えて、マッスル国木田やくにょうが流行って消えて、そんな人生です。 -- 名無しさん (2010-06-18 12 54 29) 戦友の人削除しちゃったのか… 最近のwikiの名物がどんどんなくなってくな 残念だ -- 名無しさん (2010-06-18 02 16 00) 完全版?来たのか。地味に待ってたぜ -- 名無しさん (2010-06-17 12 25 57) 七夕シンドローム来てた!今は時間ないから夜に読むぜ! -- 名無しさん (2010-06-17 09 42 02) 女神は落ちてイク 読んでみたが、途中からオリキャラとハルヒのエロが長いな 最初NTRなのか?欝だ、とか思って読み続けてたが ちょっとエロパートが長くて欝だった気分が 話が進まなくて飽きてきた、 オリキャラとの絡みが書きたい人のSSなのか? エロイSSを書く為の話なのかこれは? 話を進めてほしい、長文でスマン -- 名無しさん (2010-06-16 18 43 17) あり。読んでくる -- 名無しさん (2010-06-14 17 33 48) 眠たくないけどシリーズとか。 -- 名無し (2010-06-14 09 34 11) 喜緑さんとキョンのSSってある?会長喜緑さんはだいたい読んだ、はず -- 名無しさん (2010-06-13 20 33 24) 前のサイトいきなり削除だったから捜してたんだ、ありがとう -- 名無しさん (2010-06-13 15 51 10) 今のところ「涼宮ハルヒの総合サーチ」の新着リスト経由が最短かな 今、製作速報で単発もやってる。良かったら見に来て下さいな -- 戦友の人 (2010-06-13 15 10 41) サイト教えて -- 名無しさん (2010-06-13 14 38 42) 戦友の人、サイト建てたみたいだぞ? -- 名無しさん (2010-06-12 23 44 38) なんてこった… -- 名無しさん (2010-06-10 13 08 00) トリ付いてたし、本物だよね?もったいない! -- 名無しさん (2010-06-10 12 40 17) 戦友の人のSSが削除依頼されてるぞ -- 名無しさん (2010-06-10 11 26 57) 一姫が可愛い -- 名無しさん (2010-06-09 13 22 30) はるひゴッド、鶴屋さんとの会話が楽しすぎるw -- 名無しさん (2010-06-08 19 55 45) はるひゴッド、面白かったです。 -- 名無しさん (2010-06-07 18 33 01) はるひゴッド…なかなか面白かった!出来ればキョン視点からも読んでみたい -- 名無しさん (2010-06-07 03 59 31) 戦友来た!さて一から読み直してくるか -- 名無しさん (2010-06-06 20 46 43) やっぱり本スレがあると落ち着く -- 名無しさん (2010-05-31 19 12 59) 戦友作者さん お疲れ様です。 いつも楽しく見させていただいています。 -- 名無しさん (2010-05-30 17 42 01) 戦友が上がっているだと……? -- 名無しさん (2010-05-30 13 32 12) 困惑乙。嫌いじゃないぜ -- 名無しさん (2010-05-27 08 06 28) 本スレ、今はプリンが建ってるぜ -- 名無しさん (2010-05-25 19 40 30) 最近コメント室よく落ちるな -- 名無しさん (2010-05-25 10 37 07) 女神のキョンのへたれっぷりが我慢ならん 作者はよっぽどキョンのこと嫌いなんだろうな -- 名無しさん (2010-05-24 20 09 54) 最近本スレ無いんだね -- 名無しさん (2010-05-23 04 50 18) 書くって言ったのは良いがネタが浮かばないまま明日はほっきょうの日…なんとかしなきゃ…なんとか…なんとか… -- 名無しさん (2010-05-23 02 40 14) どんなんだよw楽しみにしとく頑張れww -- 名無しさん (2010-05-21 13 01 18) よし、ほっきょうの日SS書くわ -- 名無しさん (2010-05-20 23 40 08) vip無事復活。まさか一日も止まっているとは -- 名無しさん (2010-05-20 21 54 26) あえてトップ絵でも書けばw -- 名無しさん (2010-05-17 11 52 00) 記念に何か書くか……しかし何も思いつかなかった! -- 名無しさん (2010-05-17 07 13 58) なんとなく過去ログ見てたら目についたwww -- 名無しさん (2010-05-15 19 00 58) なんでそんなん覚えてるんだw -- 名無しさん (2010-05-15 17 04 49) そんなの覚えてねーよwww -- 名無しさん (2010-05-15 15 54 53) タバコの値上げ対策中だから欲しいけど金を使いたくないw 関係ないけど、ほっきょう誕生三周年まで十日を切ってるwww -- 名無しさん (2010-05-15 13 28 27) あれって予約専用? 単品なら買うだろうけど、セットだとなあ -- 名無しさん (2010-05-15 13 05 06) そういえば、ポッカで涼宮ハルヒの果汁っていう商品出るみたいだけど、 予約した人いる? -- 名無しさん (2010-05-15 12 26 46) 普通に麦を煎ってうんぬんなイメージだった…… -- 名無しさん (2010-05-14 13 14 45) 麦茶ってどうやって作るん?コーヒーみたいに豆からやるんじゃろか -- 名無しさん (2010-05-14 11 21 22) 「女神は堕ちてイく」。 読むと鬱になるが、読まずにはいられない。 でも、できれば最後はハルキョンにして欲しい。 なってくれと願ってます。祈ってます。 -- 名無しさん (2010-05-13 23 51 04) 麦茶製作でもするんじゃねw -- 名無しさん (2010-05-13 21 39 29) 夏の日〜 麦茶ってなんだwwww -- 名無しさん (2010-05-13 12 59 57) 桃色懐かしいなw あの古泉と森さんコンビが好きだわ -- 名無しさん (2010-05-13 03 19 52) ウボアー!ハデスコイズミー!! -- 名無しさん (2010-05-13 00 33 37) 物書き殺すにゃ刃物は要らぬ。黒歴史があればいい。とはよく言ったものだなw -- 名無しさん (2010-05-12 13 14 04) バックアップ開いたら、誤字脱字だらけで発狂しそうw あきらめて新しい電波受信することにするよww2年半後完成予(ry -- 名無しさん (2010-05-12 05 14 23) SSの思いはいつもお前の胸に…… -- 名無しさん (2010-05-11 19 01 45) 元気だそうぜ。スカイ・ダルトン・ギョク~ザ!! -- 名無しさん (2010-05-11 16 42 40) HDDにアクセスできなかったから物理的に死んだっぽい… 空きベイなかったから剥き出して繋いでいたのが悪かったのか… -- 名無しさん (2010-05-11 15 02 44) サルベージ出来ることを祈っている -- 名無しさん (2010-05-11 13 36 55) バックアップ…大切 -- 名無しさん (2010-05-11 11 35 41) HDDが逝ってしまわれた…2年半前から書き溜めてたSSが… 挙げ句にバックアップが1年前のものなんて… -- 名無しさん (2010-05-11 11 25 06) 意外と映画とか、他のジャンルに余所見してるとひらめくときがある -- 名無しさん (2010-05-10 18 06 07) 息抜き あんまり動きはないけどここや雑談スレを見たりしてる 後は原作読み直したり -- 名無しさん (2010-05-10 15 21 29) 行き詰まったときにする息抜きって何してる?ゲーム機とか起動すると帰ってこれないときがあってな… -- 名無しさん (2010-05-10 12 36 47) 進まないどころか完全ストップどころか書いてたのを消してばっかりだ -- 名無しさん (2010-05-09 12 04 27) うおー!筆がすすまねー! -- 名無しさん (2010-05-08 13 49 30) 最近は解除早いんだが再規制も早いよな -- 名無しさん (2010-05-07 14 43 35) また規制が入りました。 -- 名無しさん (2010-05-07 14 19 27) 長い間未完だったSSが完結するのを見ると胸が熱くなるな -- 名無しさん (2010-05-06 21 08 12) 確かに懐かしい。 -- 名無しさん (2010-05-06 15 05 34) また懐かしいことをw -- 名無しさん (2010-05-06 03 07 13) ほっきょう -- 名無しさん (2010-05-05 23 12 38) 俺なんか規制喰らって1週間だよ・・・驚愕で盛り上がってるこの時期に・・・ -- 名無しさん (2010-05-05 15 17 24) やー規制されたー。またしても。ちょっと規制多くないですか -- 名無しさん (2010-05-05 15 02 13) 橘シリーズもついに終わり?なんか寂しくてなりそうでまだ読んでない -- 名無しさん (2010-05-05 08 37 59) オツです!! 『彼の去った後で』が切ない… あれは結局古泉とも結ばれないってことだよな…涙 -- 名無しさん (2010-05-05 03 49 47) 乙ですー -- 名無しさん (2010-05-04 21 53 08) 乙だっぜ -- 名無しさん (2010-05-04 19 25 46) 乙乙 -- 名無しさん (2010-05-04 14 16 56) コメント室過去ログ5ロック完了。 -- コメント室管理人 (2010-05-04 11 12 25)
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キョンの完全犯罪 涼宮ハルヒの記憶 涼宮ハルヒの軌跡 絶対に… 卒業式の約束 キョン100%(2) 涼宮ハルヒの逆転(キョンの消失) すれ違う想い 家出少女 Love Letter from …? 好感日記 好感日記Ⅱ アルバム巡り 「涼宮ハルヒの憂鬱」改 (欝エンド) Park Golf in Summer !! 北高生の告白ラッシュ 二人、夕立、遊具にて やりすぎた嘘 儚い想い出 where Justice... 裏切り者 涼宮ハルヒの再会 神が手にした力のリスク まとめ 涼宮ハルヒの時駆 雛見沢・SOS (クロスオーバー) ツインズパニック! キョンは別れを惜しむようです キョンがアンケートから情緒不安定になりました 扇子 涼宮ハルヒの盗賊 キョンのその後 (MGS4とのクロス) トナカイからのプレゼント Am I father? ロマンティックが止められない(※ホモ・百合ネタ注意) 情報統合思念体と機関が総力を上げて俺を潰そうとしている件(キョン) 新・孤島症候群 北高生人気投票 ラジカルメッセージ 北枕の憂鬱 QUANTUM TELEPOATATION 涼宮ハルヒの団結 リバーシブル 朝倉涼子の再構成 『朔』-Distorted pain- DoublePlay とある休日 SOS団の非日常 涼宮ハルヒの留学 涼宮ハルヒのエアロスミスーッ! parallel-day 勘違いLOVERS B+ 偽りの世界で 涼宮ハルヒのゆううつ 妖魔夜行ver. I don t choose, but decide. 涼宮ハルヒの喪失 俺の事情と彼女の事情 宇宙刑事キョン さよならSOS団 きっとまた会えるから 朝倉涼子の挑戦 アインザムカイト・ツヴァイザムカイト Option Ultimatum -Another Parallel World- 田舎ライブス―キョン×キョン子― マヨナカテレビ 涼宮ハルヒの誰時 涼宮ハルヒの誰時 通常ルート メイド注意報 涼宮ハルヒの箱舟 涼宮ハルヒの逆転 星色パノラマ SOS団マフィア 涼宮ハルヒの戦国 When we are 17 -May- 予告げぇむ キョンは歴史に欠かせない人物でした ドリーミング・ガール 故意のキューピッド 涼宮ハルヒの憂鬱ってタイトルか・・・ 「涼宮ハルヒの憂鬱ってタイトルか・・・」ってタイトルか はるひ「すずみやはるひ」 スノー・フィナーレ 失ったもの・得たもの (キョンイジメ) チョコレートケーキの誘惑 第〇七〇七小隊SOS団 キョン「絵文字くらい使えよな」 (ハルヒ キョン) とある宇宙人のゲーム目録 oneday in the autumn 今夜はブギー・バック 涼宮ハルヒの困惑 乙女な神様と平凡少年の話 揺れる心と、ブレない関係 気持ち 神の領域 アナタノ声 酒と思い出 ミントの香り(ハルヒ×ロッテACUO) 七夕シンドローム 涼宮ハルヒの天啓 涼宮ハルヒの切望―side K― 葉桜の季節 しあわせ (微鬱注意)
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俺は、ハルヒの事が好きだが、告白するなんぞ出来ない…… 何故なら、俺はツンデレだと自覚している。 それなのに、いつものように生活している…… 「涼宮ハルヒの憂鬱キョンとハルヒの絆」 今の季節は夏、俺は今、学校へ行ってる所である。 谷口「よぅ!キョン!」 声掛けるな、暑苦しい 谷口「何言ってんだ?クールな口調になってるぞ」 なってない、なってない 場所変わって、教室 入ると、ハルヒがいる かなり暇なようだ 「よぅ」 ハルヒ「あ、キョン、放課後ミーティングあるからね、遅れないように!」 「はいはい」 と、言う時に岡部が来た 放課後、俺はいそいそとSOS団部室へ行った。 入る前にノックして入るのが俺のルールだ みくる「は~い、どうぞ」 我らアイドル、朝比奈みくるの声である。 う~ん、可愛い声ですね! 入ると、朝比奈さんと古泉と長門……そして、ハルヒがいた。 古泉「こんにちは」 長門「……(ゴクリ」 みくる「こんにちは、キョン君」 ハルヒ「遅い!ミーティングするわよ!」 やれやれ……挨拶無しですか、ハルヒさん いつものようにミーティングをやり、終わった。 そして、長門が本閉じた時が帰る時間になるのだ。 帰ろうと思ったのだが…… ハルヒによって呼び出された。 ハルヒ「キョン、あんたは残って……話したい事あるの」と言われた。 このまま、帰ったら死刑にされるから仕方なく了解した。 今、部室には俺とハルヒだけだ 「……」 ハルヒ「……」 「……」 ハルヒ「…ねぇ、キョン」 「何だよ」 ハルヒ「…あたしの事どう思ってるの?」 「?俺がハルヒの事どう思ってるかってか?」 ハルヒ「…うん」 唐突過ぎて呆然してしまった。 俺が、ハルヒの事どう思ってるのかって? ハルヒ「……」 「……」 ハルヒ「……」 長い沈黙である。何分経ったが分からないぐらいだった……そして、俺は沈黙を破った 「…最初は変な奴かと思った」 ハルヒ「!?」 「しかし、俺は、お前と一緒にいると楽しいと分かった」 ハルヒ「……キョン」仕方ない、ここで告白しようか……言うんだ!俺よ! 「……ハルヒ、俺はお前の事……」 キィィィィ…… な、何だ!?この耳鳴りは!? ???「やっと、見つけたね」 この声……まさか!? ???「やっと、見つけたね」 「お前はまさか……」そう、俺を2回襲い、殺そうとした………それが 「朝倉涼子!」 朝倉「当たり、流石、キョン君ね…私の事を覚えてるなんで」 「何で…何でこんな所にいるんだ!」 朝倉「私は、キョン君と涼宮さんに会いたかったの」 ハルヒ「朝倉さん、あんた、カナダへ行ったんじゃあ……」 朝倉「お久しぶり、涼宮さん……残念だけど、カナダ行ってないし……それに」 と、部室が異空間に変わった。 朝倉「私は普通の人じゃないわ」 「!?」 おぃおぃ、マジか? 朝倉がナイフ取り出したぞ…… ハルヒ「あ、朝倉さん……」 ハルヒは、呆然してるな… ま、仕方ないだろ?誰でも信じたくない出来事で呆然するのは当たり前… じゃなくで、こういう状況はどうすんだ……気付いてくれよ、長門! 朝倉「ふふふ……どうするの?」 くっ、逃げるしかないか…… おぃ、ハル…… ハルヒ「これは、どういう事?ねぇ、キョン!」 ちっ、ハルヒが混乱に陥ってるな… 「ハルヒ!逃げるぞ!」 ハルヒ「キョン!」 俺は、ハルヒの手を捕まって部室から逃げた。 とにかく、稼ぐんだ!時間を稼ぐんだ!長門! 朝倉「逃がしはしないわ」 逃げる、逃げる、とにかく逃げる…… …おかしい、階段が見当たらんぞ……これがエンドレス廊下かぃ! 笑えないな 朝倉「そう、笑えないわ」 いつの間に!? 朝倉「今度こそ、あなたを殺して、ハルヒを目覚めて貰うわ」 くっ、ここでゲームオーバーか! 朝倉「死になさい」 朝倉のナイフを俺の方へ投げる… ???「……させはしない」 この声は! 「長門!」 長門「…遅れてゴメン」 朝倉「ふふふ、まだ現れたね、有希」 長門「あなたは、私が消したはず」 朝倉「私は諦めない主義なんでね」 長門「あなたは、前より強くなった」 前より強くなった!?と言う事は、前のようには出来ないって事か!? 長門「…そう」 冗談じゃねぇ!と言う事は、この異世界から脱出するしかないのかよ! 長門「…そう」 朝倉「脱出しても無駄、私が追っかけるわ」 長門「…一つ出来る事ある」 「それは、何だ?」 長門が言ったのは、次の事である。 朝倉を無へ帰る事 つまり朝倉と闇に包まれた世界へ行けってか…… 「で、それはまだなのか?」 長門「……もう完了した」 なるほど、長門ってなかなかの策士だ。 長門「出口を開ける」 と、長門が呪文を唱えて、何も無い空間から出口が現れた。 「行くぞ、ハルヒ」 ハルヒ「う、うん」 ハルヒを出口まで連れて行く時に、突然、キョンは腕を捕まれた 朝倉「させない」 キョン「な、放せ!」朝倉「暴れても無駄よ」 ハルヒ「キョン!」 くっ…………仕方ない… 「ハルヒ!長門!出口まで走れ!行くんだ!」 ハルヒ「で、でも!」「行くんだ!」 ハルヒ「……分かった、行こ、有希!」 と、ハルヒは、長門を連れて走った… そう、それでいい… 朝倉「何をする気?」「お前を、道連れしてやる!」 朝倉「ま、まさか!?」 周りの空間が闇に染まって来る ハルヒ「キョン!何してるの、早く!」 ハルヒ、長門…脱出したな… 長門「…キョン」 寂しがるな、長門… ハルヒ「キョン!ねぇ!」 ハルヒ…今までありがとな… 「っ!ハルヒ!お前は、俺の……」 ハルヒ「キョーンッ!」 ――恋人だ 異世界の扉が閉ざされ、元の部屋に変わった。 そして、キョンは行方不明に… キョンが消えた… あたしが好きだったキョンが消えた… 「有希!キョン救えるでしょ!」 長門「…救える確率は低い」 「そ、そんな!?」 長門「彼の事は、病気という理由しておく」 「……」 長門「…ゴメン、ゴメンなさい」 「!ゆ、有希…」 泣いてる…あんな無感情だった有希が無いてる 「あ、あんたは悪くないのよ…有希、いいの、自分で責めないで…」 長門「うん…でも、ゴメンなさい」 「いいの!二人で救う事だけ考えようよ……うっ、ううっ…」 長門「……」 お互い、抱き合って泣いた…神はあたし達を見守ってるだろうか… 次の日 岡部「えー、●●●は病気で欠席だ」 クラス一同「エェーーッ!?」 ……キョン キョンの机… キョンの置き勉… …キョン 「よぉ!」 「映画、成功しよう!」 「やれやれ…」 「SOS団の事頼むぜ」 「俺、実は…ポニーテール萌えなんだ」 「ハルヒ、それ似合ってるぞ」 「ハルヒ、ハルヒ、ハルヒ……」 会いたい、キョンに会いたい… 阪中「どうしたの?ハルヒさん……泣いてるの?」 え、泣いてる? あたしが泣いてる…… 会いたい、キョンに… 授業が終わり、放課後になり ハルヒは部室へ行き、古泉やみくるに昨日の事を伝えた。 みくる「そ、そんな…キョン君が…」 古泉「キョンさんが行方不明に…」 二人も驚いてた。仕方ない事だったのよね…いえ、仕方なくない! 長門「ゴメンなさい」 「有希は悪くないのよ、全て…あの子が悪いのよ」 長門「……」 あたしは、信じてる…キョンは今どこにいるかを! それに… 「古泉君、みくるちゃん…あんた達は、やっぱり…」 古泉「…気付いてたのですか?」 みくる「そうです、私は未来人です」 そっか…有希が宇宙人だとすれば、この人達は…と思ってたけど… あの時、キョンが必死に言ってたのはこれだったのね… 「…古泉君、みくるちゃん、有希、あたしは何者なの?」 みくる「あなたは…時間を変える能力あります」 長門「こっちは、三年前…情報を爆発させたのは…あなた」 古泉「しかし、我々…『機関』では、あなたの事を「神」だと思ってる者がいます」 つまり、あたしは何者がはっきりしてないって事ね 古泉「恐らく、そうなります」 ん?と、言う事は 「あの時…そう、キョンとあたしがいた空間はもしかして?」 古泉「空間?巨人がいっぱい出て来た空間の方ですか?」 「うん、そう」 古泉「あれは、「閉鎖空間」と言われる空間なんですよ。あなたのイライラで発生した空間です… あの巨人は「神人」と呼ばれる者なのです。アレは、あなたの不機嫌で出来た者達…あなたは夢だと思ってますが、違います。」 「え!?じゃあ…アレは…夢じゃないって事?」 古泉「えぇ、そうなります」 な、ちょ…え!?うそ!?あのキスはゆ、夢じゃないの!? 古泉「何があったか知りませんか、夢ではなく現実です。あなたの不機嫌が爆発したら…ここは無くなる可能性あります」 え?あたしの不機嫌で世界が無くなる? 「それは、世界崩壊って事なの?」 古泉「…はい」 そんな!あたしは知らないまま生きてたと言う事なの… みくる「涼宮さん、あなたは知らないまま生きて欲しいと望んで来ました…まさか、この時に告白するとは思いませんでした …すみません」 「みくるちゃん…いいの、あたしは気にしてないわ」 長門「私はあなたを守る」 「ありがとう、有希…ありがとね…」 と言いながら、あたしは、ふと、窓の方へ見た… 橙色で染まってて美しかった。 キョン、今どこにいるの… ???「うっ…こは、ど…だ…さ…い…みん…会い…い…ハ……ハル……ルヒーっ!!」 ハッ!? …ゆ、夢か… あれから、一ヵ月後…あたしは元気になって通っている。 でも、家では元気じゃない… 泣いた日だってある… 「んー?何だったのかしら?あの夢…」 時々、声が途切れて、何で言ってるのか分からなかった… なのに、どこが…懐かしい感じがしたわ… 何だったのかしら? SOS団室 「やっほー、みくるちゃん!お茶!」 みくる「は、はい…ちょっと待って下さいね」 みくるちゃんのメイド姿を見ると、嫌な夢忘れられるわ… 古泉「こんにちはー、おや?ハルヒさん、今日も大丈夫ですね」 「あったり前よ!それに比べて、キョンなんか…あ…」 古泉「…すみません」 みくる「…お茶置いときますね」 「あ、うん…」 そっか、今はキョンいないんだ…あたしって、まだ思ってるんだな… 「……キョン…」 まだだ、あたしって弱くなったな…キョンがいたら、きっと笑ってしまうよね 長門「……」 古泉「おや?長門さん、顔色が悪いですよ…大丈夫ですか?」 長門「う、うん…」 みくる「本当に大丈夫なんですか?」 長門「大丈夫」 と言って、立ち上がった。 古泉「おや、帰るんですか?」 長門「…(ゴクリ」 と、有希は歩き出した途端 「…ぁ…」 ドサッ! 有希が倒れた… 「!…有希っ!有希!有希!」 みくる「有希さん!」 古泉「保険室へ行きましょう!」 保険室 「有希、どうしたのかしら?」 みくる「そうですね…」 シャッ カーテンを開く音だ。 古泉「先生から聞きましたが…長門さんは、寝不足に疲労が溜まってたんですよ」 「寝不足と…」 みくる「疲労?」 古泉「えぇ、そうです」 「な、何で…有希が?」 古泉「…ハルヒさん、心当たりありますか?」 心当たり?……まさか… 「ずっと、キョンを探してたの?」 古泉「……」 みくる「……」 有希…有希も、まだキョンの事を… 「有希…何で、何で…あたし達と相談しなかったのよ…ズルイわよ!あたしは、団長なんだからね!…うっ、うっううっ…」 みくる「ハルヒさん…」 古泉「……」 有希は、今も寝てる…優しい天使の様に …よし、決めた! 「皆!よく聞いて!」 古泉「はい?」 みくる「何ですか?」 「あたし達と一緒にキョンを探そう!きっと、どこかにいるわ!」 みくる「涼宮さん…」 古泉「これは、良い決心ですね…僕も探しましょう」 「皆、頑張ろうね!」 長門「私は…まだ諦めてない…私も探す」 と、有希は起きてた 「有希!ちゃんと寝ないとダメよ!」 長門「大丈夫…時間を早くした…もう平気」 有希… みくる「行きましょ!」 みくるちゃん… 古泉「僕も一生懸命、探しますよ」 古泉君… ???「ハルヒっ!」 「!…え?」 周りを見ると誰もいない… どういう事?あ! (???「ここは、どこだ…寒い…皆に会いたい…ハルヒ、ハルヒ、ハルヒーっ!」) あの夢、まさか…キョン!? 皆に、夢の事を話すと 古泉「夢の中にキョンさんか?」 みくる「まさか、キョン君は…今、そこにさ迷ってるって事?」 「かもしれないわ…キョンは多分…」 長門「その可能性ある」 古泉「……」 みくる「……」 「…有希、何とか出来ないの?」 長門「ある」 古泉「え?それは…まさか?」 みくる「どういう事ですか?」 「古泉君、何か分かったの?」 古泉「…閉鎖空間へ行き、欠けた場所あれば…そこが異空間の入り口です」 欠けた場所? 「はい、例えば…そこに壁があるとすれば、閉鎖空間では壁では無くなってる…と言う事です」 つまり、あった物が無いとすれば、そこが異空間への入り口って事ね 「で、どうやって行けるの?」 古泉「ご安心を、僕の出番ですから」 古泉「ここでいいでしょう」 ここは、校庭…何でこんな所に? 「って、ここで何か出来るの?」 古泉「はい…その前に、あなたに言いたい事あります」 「何?」 古泉「僕とみくるさんに、長門さんは行けません…何故なら、あの空間はあなたの物ですからね」 「……」 古泉「一人で探せますか?」 「探せるに決まってるでしょ!」 古泉「そう聞いて、安心しましたよ…さぁ、目を瞑ってください」 目を瞑る?取りあえず、言われた通りにやるしかないわね… 古泉「失礼ですか、手を貸しますよ?」 「うん」 一歩、二歩、三歩… 古泉「目を開けて下さい」 ……ここは、閉鎖空間ね 古泉「後は、頑張って下さいね」 と言い、古泉君は消えた… …さて、キョンはどこにいるのかしら 一年五組の教室… 保健室… 食堂… トイレ… 屋上… 体育館… 色々、探したけど…見つからなかった… 「ふー…ここにも無いわね…と言う事は…SOS団室だけか…」 SOS団室のある校舎へ行き、階段に登り、到着した。 ここなら…見つかるはず…お願い! と、あたしは思いながら開けた… 何にも無い… 「う、うそでしょ…どこにも無いわよ…」 ん?何か…何か変ね… ロッカー…コスプレ服…盤ゲーム…お茶入れ…ヤカン… あ、PCが無い… 「どういう事?」 よく調べると…PCがあった机の向こうに入り口あった… 「入り口から見れば無かったのに…後ろにあったなんで…」 そう、そこが異空間への入り口… 何だが、怖い…怖くで行けないよ…キョン…あたしは本当は気が弱いのよ…キョン… 「うっ…ううっ、ひっ…怖いよぉ…」 カダンッ! 「ひっ!……な、何?」 周りを見ると、床に何か落ちてた… 「…これは…」 よく見れば、キョンの鞄だった… キョンが行方不明になって以来、鞄をおばさんや妹ちゃんに返してなかったっけ… キョン… 「ん?鞄の下に何かある…」 と、鞄の下にある物を取って見ると… 一冊のノートだった… 「何で、こんな物か?…日記?」 ノートの表面にデカデカと「日記」と書かれてあった… とにかく、開いて見る ○月○日 変わった女がクラスにいた。そいつの名は涼宮ハルヒ。 しかし、可愛かったな…ポニーテールすれば物凄く可愛いよな ○月○日 ちょっと話し掛けてみた…すぐに終わっちまった… まったくよ、こんな可愛い子がいるのに勿体無くね? ○月○日 ハルヒを観察したら、分かった…こいつ、曜日ごとに髪型を変えてるな…うむ、面白い ○月○日 SOS団か…まぁ、仕方ないか… 間違った方向へ行かなきゃいいんだがね… キョン…こんな事を日記書いてたの? ○月○日 夢を見た…ハルヒとキスする夢を…うわぁ、恥ずかしい!フロイト先生が笑ってしまうぐらい恥ずかしい… でも、味が良かったな… キョン…嬉しかったの? キョン… 最後まで読もう… ふー…次のページへ行くかな… ベラ・・・ 「ん?これは…最近の」 ふと、手が止まった… ○月○日 ハルヒを見て思った…ハルヒは確かに可愛い。 怒る顔も可愛かった…だけど、ハルヒと一緒にいるだけで楽しい… だから、俺はつい嬉しくなる…ハルヒはハルヒらしく行動してくれると俺は安心する… めちゃくちゃな行動をするハルヒが好きだ。気が強いハルヒも好きだ。 俺は、素直に「好きだ」と言えない…それでも、愛してる… ハルヒ、気付いてくれるのだろうか… キョン…あたしの事をそう思ってたの!? 「キ、キョン…あぁ、会いたい!会いたいよ!…気が強いハルヒが好き?…でも、あたしは…本当は、気が弱いのよ!」 あたしは、泣いた…物凄く泣いた…会いたくでも気が弱いまま… (キョン「ハルヒ、お前は!俺の……」) !? (――恋人だ) キョンは、こう言ってたわ…あたしを恋人してくれたんだ…あたしは、頑張るよ!いつまでも気が弱いままじゃダメだよね…キョン、待ってて!) と、あたしは異空間へ入った。 暗い… 上と下が分からない… 寒い… キョン…どこにいるの… フワッ! あたしがいた暗かった異空間が、いきなり明るくなった。 「な、何なの?」 ここは、あたしが通ってた東中… そして、今いるのは、校門の辺り… 「…!!」 「……!」 校庭の辺りに声が聞こえる… あたしは、そこへ行って見た 「あ、あれは」 そう、あたしが見たのは…中学校頃のあたしと…ジョン・スミスだった。 どうやら、線引きをやってる最中だった。 どうやら、線引きが終わったようだ 「ねぇ、あんた。宇宙人、いると思う?」 「いるんじゃねーの」 「じゃあ、未来人は?」 「まあ、いてもおかしくはないな」 「超能力者なら?」 「配り歩くほどいるだろうよ」 「異世界人は?」 「それはまだ知り合ってないな」 「ふーん」 あの男…確か… 「ま、いっか」 「それ北高の制服だよね」 「まあな」 「あんた、名前は?」 「ジョン・スミス」 ジョン・スミス!?ジョン・スミス…まさか…キョン? そうか、キョンは3年前へ行ったんだ… キョン…あたしの知ってるジョン・スミスだったんだ… その後、昔のあたしとジョン・スミスが去った後、校庭へ行った。 そっか、これを書いたのは…キョンだったんだ… ありがとう、キョン… と、その時にあたしの後ろから光が放った。 「え?」 あたしは、振り向いた その光が人の姿に変わった…そして、光が消えた。 「え?あ…」 目の前にいた…あたしの会いたい人がいた… キョン「久しぶりだな、ハルヒ」 ハルヒ「キョン!」 あたしは思わずキョンへ駆け寄り、抱き付いた… 「会いたかったよ!キョン!」 キョン「スマンな、心配掛けて…」 いいの…キョンがいたから、謝らなくでいいの! 「キョン…」 キョン「…ここは、3年前の七夕だな」 「うん」 キョン「さっき、気付いたんだろ」 「うん!」 キョン「……」 ハルヒ「……」 お互い見つめ合ったまま、動かない… キョン「ハルヒ、ただいま」 ハルヒ「おかえり、キョン」 ???「あら?いい雰囲気ね」 !?あの人が来た!?学校の屋上? と、二人は学校の屋上を見る キョン「いい加減しろ…朝倉涼子!」 朝倉「あら、張り切ってるね?キョン君」 いきなり、キョンサイドへ切り替わりまーす! 朝倉「ふふふふ…どうするの?」 ハルヒ「キョン…」 あぁ、大丈夫だ!ハルヒ、俺が守ってやるさ 「朝倉!俺は思い出したぞ」 朝倉「何を?」 「長門から聞いた事ある。この異空間は自分の意思で物を変えれると聞いた! だが、それも条件あるんだろ?」 朝倉「あら、有希ってお喋りね」 「その条件はここの異空間とはピッタリらしいな?しかも、この異空間はコンピュータ世界だろ?」 朝倉「で、それがどうしたの?まさか、物を出すとか?」 「大当たりだ。普通の人でも出せるらしいよな?だったら!」 俺がイメージした通りに物が現れた…それは銃だった。 それを取って、素早く構えた。 「もぅ、お前の思い通りはさせねぇ!そして、お前を撃つ!」 朝倉「!?」 「……」 朝倉「ふふふふ、あーっはははは…この私に何か出来るというの?」 朝倉「ふふふふ…行くよ!」 と、朝倉の手からナイフが出て来た。 「くっ!」 銃で防御する俺 ハルヒ「キョン!」 「ハルヒ!お前は隠れてろ!」 ハルヒ「う、うん」 キン! 朝倉「ハルヒを逃してどうするのよ?キョン君!」 キン! 「ハルヒは俺が守る!朝倉、お前がやってる事は間違ってる!」 キンキン! 朝倉「それがどうしたのよ!私が間違ってる?それは無いわ」 キンッ! 鍔迫り合いする両者 「それは、お前のエゴだって…分かってるのか?」 朝倉「さぁ?分からないわ」 「ふざけんな!」 と、俺は弾き返した 朝倉「私は、ふざけてないわよ?」 朝倉「あなたがいる世界はつまんないでしょ?」 「つまらくはない、むしろ、楽しいさ」 朝倉「あら?我慢してるの?」 「…俺は、ハルヒがいる世界が好きだ…だが、お前が思うような世界は欲しくない」 朝倉「あら、ハルヒ、ハルヒって言うけど、そんなに好きなの?」 と、朝倉は「やれやれ」のボースをしてる。 「確かに、好きだ…あいつは気が強くでも、本当は気が弱いところがある…それでも守りたい…」 朝倉「ふーん…」 「ハルヒはハルヒだ、お前の思うようにはさせない!」 朝倉「でも、もう遅いよね…どの道、あなたが死ぬのだから」 「それはどうかな?」 朝倉「え?影?まさか!?」 朝倉は、月の方へ振り向いた 「遅かったな……長門!」 そう、月を背景して現れた 長門「情報結合の解除を申請する」 と長門が言うと、朝倉のナイフが消えた 朝倉「そ、そんなバカな…」 説明しよう!キョンは戦略を考えていたのである! 銃を出した後、長門の事を思い浮びながら戦ったと言う事だ! 時が来たら、それを実行したのがキョンの策…流石、策士は伊達じゃないぜ! 朝倉「くっ…」 朝倉は、少しよろめく 「朝倉!お前の負けだ!」 と、銃を構えた 朝倉「くっ!これが私の負けなのね…」 「朝倉!これで…終わりだぁっ!」 と、銃の引き金を引く バァン… 朝倉「あぁ…私の…ま…けね…」 朝倉は涙の泣かしながら、結晶化になり…消えた。 「…長門、ありがとな」 長門「…(ゴクリ」 …さて、ハルヒの所へ行くか… キョン…あんたの想いは分かったよ… あたしの想い…キョンの想いは繋がってたんだね… キョン「ハルヒ!」 「キョン!…戦いは終わったの?」 キョン「あぁ、終わったよ」 「……」 あれ?何で有希がここに? 長門「私は、ここから出る…後は、あなた期待」 と言って、消えた。 あぁ、CGが何かのプログラムかな? キョン「…ハルヒ、ここで言わせて貰う」 「何?キョン」 俺の想い…まだ変わってない…今なら言える! 「ハルヒ、お前の事好きだ!付き合ってくれ!」 キョンの想い…確かに受け取ったよ…あたしの想い受け取って… 「あたしも好きだよ!あんたじゃないと…ダメなんだからね…」 ハルヒ、確かにお前の想いは受け取ったよ… 「ありがとう、ハルヒ」 ハルヒ「こっちもありがとう、キョン」 「ねぇ、キョン」 「ん?何だ?ハルヒ」 「キ、キスしてくれない?」 「…あぁ、するよ」 と、お互いの唇が重なる ハルヒは可愛い。 キョンは優しい。 何かあろうと守ってみせる。 何かあっても守りたい。 そして、俺は…それぞれの想いを今、一つになる。 そして、あたしは…それぞれの想いを今、一つになるよ。 俺は、あたしは、愛されるより愛したい。 そして、生きて行きたい。 ――永遠に エピローグ あれから、一週間後…あたしは元気に通ってる。 キョンに会いたいから楽しみに通ってる。 俺は、ハルヒに会うため楽しみに通ってる。 色々あったけど…これで、恋人同士になるな… 「おぅ、ハルヒ」 「あ、キョン」 俺は守りたい奴がいるから… あたしは会いたい人がいるから… 「おはよう!」 「おはよう!」 俺たちは あたしたちは 強い絆を結ばれているから 完
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「じゃあ後よろしくね。」 「はい、明日の会議前には目に通せるようにしておきます。」 バタン うちの会社では珍しい女の部長が急ぎ足でオフィスの扉を閉め帰っていく。 まったくなんで俺が残業なんか、というかここ1ヶ月はいつもこんな感じだ。 残業手当が弾むわけでもなしに俺は再び自分の椅子につき居残り組と共に――― 「まぁまぁそうふてくされないで…」 谷口か、こいつも居残り組かよ。 高校を卒業したあと俺はなんとかFランク大に入学し、 その後は今の会社に入社、そして谷口との偶然の再会を果たすわけだ。 とはいえこいつはそこそこの大学を出て俺より早く出世するのだろう。 嫌みっぽくないこいつの顔がむしろイラつく原因なんだと無駄な分析をしつつ 俺は明日の会議で使う資料をまとめ始めた。 俺が残業でまとめる資料も所詮谷口がプレゼンして いいとこだけ持っていくのさ。 「そんなことないよ。」 いいやあるね。その謙遜ぶりがムカつくんだよ。 「キョン君の資料は無駄な部分がないし見やすいからね。」 当たり前だ、その無駄な部分とやらに時間を費やして残業を 長引かせるわけには行かないんだよ。 だいたいあの女部長、俺たち独身男にばかり残業を押しつけやがる。 そんな偏りっぷりはすぐバレるさ、なんせこの俺が身を持って感じているんだ。 そうして自分は女としての時間を謳歌するのさ。 ああいけ好かないね。 あの女部長のわがままっぷりと部下を振り回す態度はまるで―――― 「―――涼宮ハルヒ」 「え?キョン君なんか言った?」 「ああ、いや何でもない!」 ―――涼宮ハルヒ 高校を卒業したあと奴は理系の有名大に進学したと聞いたな。 卒業後少しは連絡をとっていたというかそもそも一方的に呼び出して、 受験を終えた俺はだらけたかったのだがまた例の駅前にノコノコ繰り出し、 不思議探しをやっていたわけだ。 その後いつからだろう。ハルヒからは連絡が来なくなった。 俺から連絡するなんてないしな、ああ、朝比奈さんの時はイタ電?をしたが… 朝比奈さんと言えば他の3人もハルヒと同様で今では疎遠だ。 まああらかたハルヒのことだ、何か新しいことを見つけて周りの奴をふりまわしてるんだろう。 俺といや今ではしがないサラリーマン。 それ以上でもそれ以下でもない。 しかし何だって今更ハルヒのことを思い出したのだろう… ―――ハルヒ、お前は今どうしてるんだ? 気付けば俺は同僚と共にビルの消灯時間に追い出されるように家路についていた。 このまま何でもない普通の時間を過ごすのだろうか。 再び脳裏に北高でのSOS団の記憶が蘇る。 「キョン、どうだ一杯!」 「行こうぜキョン!あの女部長のグチでも肴にしようぜ!」 同僚の誘いがその思い出に覆い被さる。 ―――そうだな。 「ああ行こうぜ。独身男は友達だ。」 そうさ。 過去より今を生きる。 あいつもそう言うはずさ。 そうだろ? 「―――ハルヒ」 「あ~飲んだ飲んだ!明日も会社か!」 「明日こそは残業を断ってやる!あの女部長に言ってやるのさ!」 そして明日も残業を押し付けられるのさと思いながら ほろ酔い気分でタクシーを捕まえる。 「どうぞどうぞ!」 「いえいえどうぞ!」 平社員同士が無駄な譲り合いをしても意味はないのさと思いながらさっさと 乗り込もうとする。 あきれた運転手が酔っ払いなど置いといて 先に別の客を乗せようとする。 カップルだろうか、男女の二人組だ。 「おい運ちゃんよお!そりゃないぜ!」 同僚が食い下がる。 「何よ!あんた達が遅いんでしょ!さっさと譲りなさいよこの酔っ払い!」 ん? 「まあまあ涼宮さん、あちらの方達が先だったし…」 おい… 「ハルヒ!」 ほろ酔い気分が一瞬で100億光年先へ飛んでいき 意志がクリアになる。 ハルヒだよな?いや見間違うはずはない。 そこにいたのは確かに涼宮ハルヒだった。 すっかり大人びたハルヒは黄色いリボンこそつけていないものの背中まで伸びた髪とその整った顔立ち… 入学当初、そうさ俺たちが出会った日、その面影のままだった。 だが何故こんな偶然が?いやいやこの連れの男は誰なんだハルヒ。 「何よあんた何で私の…え?…キョン?」 その言葉が一気に現実に引き戻す。 再会の衝撃で酔いが冷めたはずの思考は混乱へと引き込まれる。 「涼宮さん?知り合い?」 「キョン…」 「ハルヒ…」 「っこのバカキョン!何だって今更!」 混乱していた思考はその言葉と共に飛んできたハルヒの拳によって真っ白になる。 「私帰る!行きましょ!」 ああそうだ。元はといえばタクシーにどっちが乗るかだったな。 こういうパターンで勝つのはハルヒでへばるのは俺だったよな。 ん?おかしいな。 殴られた頬をさすりながら全く働かない脳で何がおかしいのか考える。 ああそうか… 俺がへばる隣にハルヒの笑顔がないじゃん… 「―――おいキョン?大丈夫か?」 「あの女知り合い?」 「キョン君今の…」 ああ谷口、お前もいたんだったな。 いや最近は飲みに行くにも最後までついてくるようにはなたんだな。 「涼宮さんだったよね?」 「…」 おっと長門ばりの3点リーダ。どうも考えないといけないな。 「悪い、一人で帰る。」 2時間後、俺はタクシーで帰る同僚達とは別に歩いて帰っていた。 とはいってもタクシーで帰る距離を歩くもんだから何時間も歩いている。 ようやくアパートについたが入る気にはなれず近くの公園のベンチでタバコに火を着けた。 「っこのバカキョン!何だって今更!」 ハルヒの言葉を思い出す。 「何だって今更!」 待て待て、あいつらこれじゃ何か勘違いしないか? まるで昔ズラした女みたいじゃねえか。 しかも見た目だけならハルヒはなかなかいい感じだしって俺は何を考えてるんだ。 むしろあの男は一体誰なんだ? ハルヒとはどういう関係なんだろうか。 なんだか無性にイラついた。 この頃は何にイラついていたのかわからなかったが 俺はきっとハルヒと二人きりでいた男に対してイラついていたんだな。 ん? ああ、なるほど。 その気持ちを誤魔化そうとした俺自身にイラついていたのかもな。 タバコをふかして考えに浸る。 北高にいた頃のSOS団を思い出す。 宇宙人、未来人、超能力者… 「ふっ」 本当にあんなことがあったんだよな。 本当に信じられない経験だったなと言いそうになるのを抑えてまたイラつく。 これはすぐわかった。 バカ野郎、あんな最高の連中との最高の経験を信じられないなんて言いそうになるくらい俺は普通になってたのかよ。 自分にイラついていたのさ。 そうしてあの頃の感覚が鋭く蘇るのがわかった。 なぜわかるかって?そりゃああの頃の感覚が蘇らないで今のままの感覚だったらこいつのニヤケ顔にも気づかないさ。 「古泉、チェスは強くなったのかよ?」 「流石はあなたですね。」 こいつのニヤケ顔をまた見るくらいなら気づかない方がよかったかもな。 「それは不可能なことです。」 はいはい。全ては繋がってるってか?そういう含んだ言い方がムカつくんだよ。 「そういうことですね。いやあ、察しがいい。あの頃のあなたに戻ったと言うところですか。」 あの頃も何も俺は俺さ。お前こそそのニヤケ顔はいい加減直っててもいいと思うぞ、古泉。 「おや、おかしいですね。組織の報告では、ここ数年のあなたは味気ない生活にとても退屈しているようだと聞き及んでいたのですが。」 何が組織だ、人の営みを勝手に監視して報告しあってんじゃねえ。 何が言いてえのかハッキリしやがれと叫びそうになると古泉はそれをかわすように続けた。 「ほんの数時間前、とてつもなく巨大な閉鎖空間が発生しました。」 ああそうかよ。 んなもんハルヒがいるかぎり発生し続けるに決まってるだろ。 お前のアルバイトとやらも大層繁盛だな。 「いえ、ここ数年は閉鎖空間など発生していません。 正確には僕たちが北高を卒業した後は一切ありませんでした。 以前涼宮さんの力がなくなってきているといいましたが 卒業の瞬間、なにかに踏ん切りを着けたかのように 涼宮さんの精神は安定し閉鎖空間も生まなくなりました。」 はいはいじゃあなんで…そうかよ。 「お気づきになりましたね。あなたと涼宮さんが数時間前に接触した直後の出来事です。」 わかってるさ、お前はそうやってあなたがなんとかするしかありませんとかいうんだろ。 「そういうことです。では。」 ったくなんでまた、結局ハルヒに振り回されるのかよ。 当の本人は意味も分からず俺を殴った挙げ句知らず知らずに 俺を巻き込むのさ。いつも俺はこういう損な役回りかよ。 今ではそれを後押ししてくれる朝比奈さんのお茶もなしさ。 数年前と全く変わらないであろう思考を巡らせつつ 自分が古泉バリにニヤついてることに気づいた。 そうさ、楽しくない訳がないだろ? 再び脳裏に蘇るSOS団の記憶。 あのワクワクがまたくるのかと思うとニヤつくしかなかった。 いいさハルヒ。 今度はどんな厄介ごとに巻き込んでくれるんだ? この頃俺はあのワクワクを期待していたが、 実際は全く予想外の出来事が待ち受けることを知る由もなかった。 アパートに戻りすぐ寝ることにする。とその前に風呂に入らねば。 あの女部長に何を言われるかわからんしな。 だが部長、あなたよりも恐ろしい女を俺は知ってますよ。 ハルヒと部長を無駄に比較しながら風呂場の扉をあける。 「え?あ、キョン君?」 すぐ扉を閉める。 なんだ?今のは、 ―――朝比奈さん? ふと目を横にやると女物の服と下着が几帳面に畳んでおいてあった。 まさか… 何を思ったか再び扉に手を掛けてしまった。 ガチャ――― 「キョン君!だ、だめえええ!」 その声で確信に至る。 朝比奈さん、あなたは一体何をしているんですか? しかも人の家の風呂で。 「キョン君?ちょっとリビングで待ってて…」 朝比奈さんの弱々しい声で頼まれるとそうするしかないですよ。 などと思いながらリビングで待機する。 この際湯煙に浮かんだ朝比奈さんの殺人的な絵面については触れないであげよう。 それでなくても同僚達に借りるいかがわしいビデオ1億本分は得したからな。 いやいやあんな粗末な物ではいくつ積んでも計り知れない。 「あの…ごめんなさい。勝手にお風呂借りちゃった…」 借りちゃったなどと朝比奈さんに言われてしまえばもう何も責められまい。 それであなたはどんな要件ですか? 「あの…今涼宮さんが今どこで何してるか知ってますか?」 さあ、何か知ってたら俺はいきなり殴りつけられるはずもないだろうね。 いやそうじゃなくてもあいつなら殴りかねないが。 「今涼宮さんは今大学院で物理の研究をしているんです。」 そうですか。まああいつの頭なら考えられる。 あらかたおかしな実験でもして研究室を振り回してるんだろ。 「はい…ですが周りには理解できないだけで今涼宮さんが研究していることは 未来人にとってとても重要なんです。」 詳しくは禁則事項なので言えないのですがと朝比奈さんはつづけるのだろう。 「その研究は時空移動の根幹に関するものなんです。」 ん?禁則事項じゃなかったのかと思いながらそういえば今目の前にいるのは 朝比奈さん(大)ではないですか。そうか、今の俺にとってすれば この朝比奈さん(大)はあの頃の朝比奈さん(小)と同じなのだ。 ならば権限も拡大しているのだろう。 「このままだと涼宮さんの研究は途中で終わっちゃうんです! 私達の未来での時空移動も不可能になって今まで時空移動でなしてきたことが全て無意味になるの!」 確かにそうなる。かつて北高にいた時に朝比奈さんと時空移動で行った全ては 存在しないことになる。というより朝比奈さんが来ない。それは俺たちSOS団の 思い出が消えるということだ。 ん?まてまて、なんでその研究が途中で終わるんだ? 「それは…涼宮さんが途中で大学院やめちゃうから…」 「何故ですか?」 「っ!」 「すっ、涼宮さんは結婚しちゃうの!」 そう言うと朝比奈さんは泣き出してしまった。 ―――そうか、あの男と… 「朝比奈さん落ち着いてください。俺はどうすればいいんですか?」 「うわああああん…ぅうっ…ひくっ…け…結婚を止めて…」 ―――無理だ、他人の結婚を阻止するなんてできない。 それをわかっているのだろう、俺が口に出す前に朝比奈さんはまた泣き叫んだ。 「うわああああん!無理だよお…ぅうっ」 だかやらねば未来、そして俺達の大事な思い出は無かったことになる。 困難と知っていても朝比奈さんは任務を断らなかったのだろう。 翌日、大した睡眠もとれず仕事へ向かう。朝比奈さんは家に置いてきたが昼頃に鶴屋邸へ帰るという。 あれから朝比奈さんをなだめるのは大変だったな… 「ちょっと!資料は出来たのかしら?ぼーっとしないで渡しなさいよ!」 「あ、すみません。」 ったく部長のやつ、昨日はどうせコンパでもあったんだろう。 部下に残業押し付けて行ったはいいが、挙げ句あんまりうまく行かなかったって面だな。 機嫌の悪さを押しつけるなよ。 そんな感じで会議もうまく回らなかったらしい。せっかく作ってやった資料が台無しだ。 「あんな資料じゃうまく行く分けないでしょ!」 おいおい資料のせいかよ。部下に残業させて自分はコンパ、それじゃあうまくプレゼンはできねえよ。 「いえ…資料に不備はないかと。」 「部下のクセに口答えしないでよ!女だからってなめてんじゃないわよ!」 「いえそんなことは…同じ資料を使った谷口はうまくいっていたみたいですが…使う人によるんですかね?」 「なっ!バカにしないでよ!」 「部長、お言葉ですが部長が出勤した時にはちゃんと仕上がってましたよ。 事前に目を通していただけましたか?」 「そ、それは…し、したわよ、い、一応…」 こいつ…あらかた谷口は俺らと別れた後も家でしっかり資料に目を通して 下準備していたんだろうな、こいつはさっさと遊びに行ったが。 そんな当たり前なこともしないで人のせいにするなよな。 「そうですか、ならなおさら使う人によるんですね。」 「な…」 「おっと昼休みだ、それでは。部長もたまには自分が使う資料を自分で作ればいいと思いますよ。」 周りの奴らがクスクス笑っていた。みんなこいつに仕事を押しつけられたことがある。 すまないな、生憎俺はお前より酷い女を知ってるんだ。 こんくらいなら返り討ちだぜ。 そうして昼飯を同僚と食いに行く。 「キョン~お前やるな!」 「あいつ会議で谷口にいいとこ持ってかれて機嫌悪かったんだな、いい気味だ!」 だがこのまま終わるわけはないだろうなと思いながら蕎麦をすすった。 終業と共に同僚と居酒屋へ行く。流石に今日は残業がなかった。ゆっくり飲めそうだ。 「昨日の店でいいだろ?」 昨日、同じ店の前でタクシーを拾うときにハルヒに会ったことを思い出す。 さてどうしたものか。 「結婚…」 同僚達が一斉に俺を見る。しまった、つい口に出た。 「キョン!今なんて言った?」 「結婚…あ、お前昨日の女はなんなんだよ!谷口が高校の同級生って言ってたぞ!」 「お前まさか…」 最悪の展開だぜ谷口…おい目をそらすなよ。 「キョン、お迎えだぞ。」 なんなんだよお迎えだぞ?意味が分からん。古泉だってもう少し匂わす話し方だぞ。 同僚が親指を指さした方を振り向く。 ―――おいおいどんなお迎えだよ―――「―――ハルヒ」 ガッ 懐かしい痛みが耳にくる。 「おいハルヒ!耳を引っ張るな!」 いきなり耳を離される。 「一体お前は…」 「ここに来れば!」 「―――!?」 「ここに来ればあんたにまた会えると思って。」 俺達はバーにいた。 「あんた今まで何してたのよ?」 おいおいいきなりかよ。まず言うことはないのかね、涼宮ハルヒという女は。 「大学の後は今の仕事場で働いてたの?谷口君?も一緒みたいだったけど。」 別に俺の今までを聞いたところで何もないさ、特にこいつにとっちゃ 普通過ぎて眠たくなるはずさ。 「ふうん。やっぱりあんたもそうだったんだ。」 意外なリアクションだな、ハルヒよ。 「あたしもね、大学入ったらなんか普通過ぎてさ、骨抜きになっちゃった。 今までなんとなくやってきて…大学院に入ったら面白い研究室があったから またやってやろう!って気になってたんだけどね…」 おーいハルヒ、あたしもっていうのはおかしいぞ。 俺はお前と違って元々普通なんだよ。お前みたいに元は暴れてて今は普通ってわけじゃないんだが。 「でね、あたし…」 やはりこいつには都合の悪いことが耳に入らないらしい。 「大学院やめて結婚することにしたわ。」 朝比奈さんに聞いてはいたが本人から聞くと実感が沸いてきた。同時にイライラしてきたのさ。 こいつ本当に骨抜きになってやがる。前言撤回、こいつより部長の方がたちが悪いぜ。 今のハルヒは本当にハルヒじゃなくなっちまった。 「おい涼宮、お前今大学院はやる気あるみたいに言ったじゃないか。 それなのに諦めて家庭に入るのか?」 俺がハルヒに説教か、言えた義理じゃないな。 ただ俺は…周りが、いや俺がどんなに普通であっても お前だけは俺が知るあの涼宮ハルヒでいて欲しかったのかもな。 「諦めるわけじゃないわよ!」 いーやハルヒ、お前は周りの普通さに失望して自分もそうなることで誤魔化そうとしているのさ。 せっかくの大学院だって辞めて家庭に入りこんなもんだ、みんなそうなんだと思い込めば楽になると 思ってやがるのさ。そうなんだろ?ハルヒ! 挙げ句俺の平凡さに同調しやがって。あんたも?あたしもね? バカやろう!お前はそこで俺を引っ張り出してよくわかんない不思議体験に巻き込むんだろうが! 「これがあたしの幸せなの!」 そう俺に言って、いや自分に言い聞かせてハルヒは出ていった。 「お客様、何かお飲み者は?」 雰囲気を読まずにバーテンが話しかける。ん?あんたどこかで… 「覚えておられましたか。森本です。」 組織の人間が何のようだ、見ただろ?俺にはどうにも出来ないのさ。 「今のようでは近いうちに閉鎖空間が生まれるでしょうね。」 知るか、その後はあんたらのアルバイトだろ。 「あなたもこのままの涼宮ハルヒでは納得がいかないでしょうね。」 ああ図星だったさ。俺は席を立った。 「期待しております、お代は結構です。」 イライラは消えなかった。だが少し嬉しかった。 諦めるという言葉にあいつはあんなにムキに反応しやがる。 ―――なんだよ、お前少しはまだ俺達のハルヒじゃねえか。 行く場所は決まっていた。 俺は独りでにマンションへ向かっていた。そうさ、困ったときはいつもここに来ていた。 あいつには損な役回りをさせちまったな、まあそのせいで大変なクリスマスだったこともあったな。 あれから数年、人知れずここでじっとしてハルヒを監視してたんだろ? ―――なあ、 「長門」 「…」 「俺だ。」 ガチャ オートロックが開く。その足で階段を上った。エレベーターを待たなかった。 だが流石に息が切れる。「遅いわよ!キョン!」なんて聞こえるはずもないか。 退屈な会社員生活は体を怠けさせていた。すまないな、ハルヒ。扉の前に立ち尽くす。無性に不安だった。数年経った今でも… ―――今でも俺は ガチャ 俺が立ち尽くす間に扉は開いた。 「入って」 長門がいた。懐かしむような喜んでいるような表情をしていた。 ―――余計な心配だったな… 数年経った俺はもうこいつの表情が読みとれないかもなんて心配は余計だったぜ、長門。 「飲んで」 長門の煎れたお茶をぐっと飲む。そしてすかさず 「長門、もういい。」 お茶は注がれなかった。 「長門、お前は知ってるんだろ。」 コクッ 「情報統合思念体は期待している。」 久しぶりに聞いたぜ。 その舌を噛みそうな名前。で、何に期待しているって? 「あなたと涼宮ハルヒの接触の瞬間、巨大な情報爆発が観測された。 涼宮ハルヒが大学生になって以来目立った情報爆発は観測されず情報統合思念体は失望していた。」 なるほどね、以前のように俺とハルヒが起こすいろんな事件を 情報統合思念体とやらはドキドキワクワクして待ってるわけか。 「…」 「包括的意思決定はそう。」 包括的? 「私個人としてはあなたと涼宮ハルヒは行動をともにした方がいい。」 何が言いたいんだ、長門。 「あなたには以前言ったはず。あなたのは未来のためでなく あなたのためにあなたの責任で動けばいい。」 そんなこともあったな。ならお前は今も未来のお前 ―――異時間同位体?だよな、と記憶を共有 ―――同期?はしてないんだな…。 「…」 「でも未来を無視すると俺達の思い出が消えちまうんだ、長門。」 「そう思うならそう動けばいい。」 「でもあなたのために、あなたの責任で。 私個人的としては涼宮ハルヒはあなたと共に。」 わからん。長門、わからんぞ。 「…」 長門は俺を見続ける。 「うまく言語化できない。情報の伝達に誤りがあれば教えて欲しい。」 ああ、なんだってんだ。お前のわかりにくい日本語なら慣れっこだぜ、長門。 「…」 長門は1ミリほど下を向いた。 そして俺をその無機質な瞳でしっかりと見つめ捉えた。 「あなたは涼宮ハルヒを愛している」 ―――ああ、気付いていたさ、長門。 あの男と二人でいたハルヒを見たときから感じていたイライラの正体。俺は妬いていたのさ。 ―――俺はハルヒが好きだ。 「長門!ハルヒはどこだ!」 「ハワイ」 え? 「今から12時間後に涼宮ハルヒの結婚式が行われる。」 「まじかよ…長門!なんとかしてくれ!」 「断る」 !? 「私は私のため、あなたはあなたのために動けばいい。」 「長門!わかんねえぞ!」 「先ほどの言葉に誤りはある」 …こっちに聞いてるのか? 「いや、なかったよ。情報は正しく伝達された!」 「…」 長門は再びうつむく。そしてまた俺を見た。 「ならば私もあなたを…愛していることになる」 長門…? 「いい」 !? 「あなたは何も言わなくていい」 「長門…俺はハルヒのところへ行かなきゃならん!」 ダメだとわかっていた。長門は長門のために動くのだから。 バババババババッ! なんだ? 「朝比奈みくるに協力を要請した」 「長門…お前…」 「キョン君!乗るにょろ!ハワイまでヘリでぶっ飛ばすよー!」 そっか…朝比奈さんが鶴屋さんを… 「私は私のために動く、直接的協力はしたくない」 したくない、長門がそんな言い方をするのは始めてだった。 俺に対して本気でいてくれたってことだよな。 だが… 「すまん長門、俺はハルヒが好きだ!」 「いい」 「私個人としてはあなたは涼宮ハルヒと共に」 「キョン君めがっさ似合うよー!」 「え?」 気付けば俺はタキシード姿になっていた。 「これだけはサービス」 そうかよ長門、お前の気持ちは受け取ったぜ! ドアが閉まる。 ヘリは飛び立った。 「ヘリなら12時間でギリギリ間に合うっさ!」 「お願いします!鶴屋さん!」 朝比奈さんは隅で「キョン君大胆…男と女の…きゃっ禁則事項っ」とぼやいて赤面している。 そしてこいつは… 「長門さんも不器用ですね。」 古泉、お前のニヤケ顔はいつも水を差すな。 「長門さんはあなたが好き故に涼宮さんとの仲を応援するわけですね。」 わかっているさ。お前に言われるとムカつくがな。 「ですが直接協力することはプライドが許しません。 朝比奈さんが鶴屋さんに協力を仰ぐことを予想して間接的に協力したのですね。」 古泉のムカつく思考実験とやらを延々と聞かされながらハワイ上空へと至った。 「みくるー!会場はどこっさ!」 「えっと…確かワイキキビーチの…あ!あのフェリーです!」 海上で挙式とはあの男は金持ちだったのか? 「ええ、組織の報告によればなんでもどこかの御曹司だとか。」 どこかってどこだよ古泉、お前の組織は意外と適当なんだな。 「キョン君!めがっさ突っ込むよー!」 ヴァージンロードを歩く二人が見える。 そこへスレスレに降下してドアが開く。 会場は騒然だ。 「キョン!?」 「涼宮ー!」 「このバカキョン!結婚式がめちゃくちゃよ!」 「バカやろう!」 「え!?」 「そんな普通のやつと結婚式かよ! 俺とお前ならSOS団と一緒に全宇宙の不思議を味あわせてやる!」 「あ、あんた何言って…」 「それになあ!ハルヒ!お前に久しぶり会ったらよ、髪が長くなってた!」 「はあ!?何が言いたいのよ!」 知らん、ここまで来たら言ってやるさ。 「今だったらお前ポニーテールが反則的に似合うじゃねえか!」 「あ…え…」 「俺は今でもポニーテール萌えなんだ! だからハルヒ!」 「キョン…?」 「ハルヒ、俺と結婚して毎日お前のポニーテールを拝ませてくれ!」 言っちまった。我ながらなんてプロポーズだよ。 朝比奈さんが赤面してて、鶴屋さんが爆笑してて、古泉のニヤケ顔が見える。 「…ふんっ」 「こんなやつただの金蔓よ!SOS団が世界に羽ばたくための…ぅぅ…ぇぐっ …バカキョンっ…」 「一生幸せにしないと死刑だからね!」